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マニック・ストリート・プリーチャーズが新曲「International Blue」のリリックビデオを公開

2017/12/08 17:07掲載(Last Update:2017/12/08 19:18)
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Manic Street Preachers / Resistance Is Futile
マニック・ストリート・プリーチャーズ(Manic Street Preachers)が新曲「International Blue」のリリックビデオを公開。この曲は4年ぶりの新アルバム『Resistance Is Futile』に収録。



新曲「International Blue」は真冬の太陽に照らされたニースの街と、フランスの「ヌーヴォー・レアリスム」のアーティスト、イヴ・クラインのライフワークにインスピレーションを受けたという。ニッキー・ワイアーはこの曲について「この歌詞はニースに滞在して、イヴ・クラインの“インターナショナル・クライン・ブルー”(訳注:クラインが特許を取った色の名前)と地中海の広大に開けた青い色の点がようやく繋がった5年前から温めてきたものなんだ。あれは強制されることも理性で片付けられることもなく、完全に自然に感じられた繋がりの瞬間だった。見つけるのがどんどん困難に感じられていく、他とは違った感じの充実感があった。トラックそのものは“享楽都市の孤独 (Motorcycle Emptiness)”の原動力となった天真爛漫なエネルギーの一種によって動かされているんだ」とコメント。またジェームス・ディーン・ブラッドフィールドは「動き出すには素晴らしいタイトルひとつあればいいことが多いんだ。ブルーという単語を見たら共鳴するものがあって、ワー!の“ストーリー・オブ・ザ・ブルース”や、カラーボックスの“ムーン・イズ・ブルー”、オレンジ・ジュースの“ブルー・ボーイ”、それからエコー&ザ・バニーメンの“イン・ブルーアー・スカイズ”といった、自分たちが聴いて育ってきた純粋なポップのレコードの思い出が浮かんできた。子供の頃ラジオでよく聴いていた、キラキラした自由なポップみたいなものをすぐに連想したよ。それが、曲を書くときに自分の頭の中でいち早くスタイルになったんだ。とにかくマニック・ストリート・プリーチャーズの素晴らしいドライヴィング・ソングを作りたかった。アメリカの誰もいないオープンな道路に見えるかげろうを引き起こすようなものをね。(ブルース・)スプリングスティーンやウォー・オン・ドラッグズみたいな完成を、自分たちのヨーロッパ的なフィルターを通して見てみたかった。時にはひとつのフィーリングを目指すだけで、うまく行かせるのに十分なことがあるんだ」と述べています

アルバムは海外で2018年4月6日発売。

スタジオアルバムの発表は2014年の『Futurology』以来。通算13作目。バンドの新しいレコーディング・スタジオDoor to the River studioで初めてレコーディングされたスタジオ・アルバム。彼らが“ワイドスクリーン・メランコリア”と考えるクラシック・マニックス・サウンドへの回帰を告げる作品。

バンドは新作に関して「『Resistance Is Futile』の主なテーマは記憶と喪失。忘れられた歴史、混沌とした現実、隠れ場やインスピレーションとしての芸術なんだ。ひたすらメロディックで、『ジェネレーション・テロリスト』の天真爛漫なエネルギーと『エヴリシング・マスト・ゴー』のオーケストラによる音の広がりの両方を色んな意味で彷彿とさせる。着手には時間がかかって難儀したけれど、アルバムはここ数ヶ月の間で一気にまとまった。クリエイティヴィティが高まったのと、オールド・スクール(昔流)の勤勉さのおかげでね」と語っています。

以下は以前に公開された映像

アルバム・トレーラー映像