
NHK『BS1スペシャル「サムライゲーマー〜賞金5億円 世界に挑む若者たち〜」』
NHKでプロゲーマーのドキュメンタリー『BS1スペシャル「サムライゲーマー〜賞金5億円 世界に挑む若者たち〜」』が放送決定。成功者は一握りと言われるプロゲーマーの世界。何が彼らを駆り立てるのか。番組ではおよそ半年間、賞金総額5億円の「オンラインゲーム世界大会」に参加した日本チームに密着。きらびやかにショーアップされた舞台で、ゲームに人生を賭けた若者たちの戦いを追う。BS1で12月9日(土)放送。
●『BS1スペシャル「サムライゲーマー〜賞金5億円 世界に挑む若者たち〜」』
NHK BS1 12月9日(土) 午後7時00分
今年9月、賞金総額5億円の「オンラインゲーム世界大会」が中国で開催された。各国から集まったのは、ゲームで戦うことを職業とする“プロゲーマー”たち。5人1組のチームがキャラクターを操作し、お互いの陣地を奪い合う。成功者は一握りと言われるプロゲーマーの世界。何が彼らを駆り立てるのか。番組ではおよそ半年間、日本チームに密着。きらびやかにショーアップされた舞台で、ゲームに人生を賭けた若者たちの戦いを追う。
<番組スタッフから>
【番組の見どころは?】
“ゲーマー”と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべますか?
正直に告白すると、ディレクターである私自身は、自室にこもり、ゲームという仮想空間に閉じ籠もっている、いわゆる「オタク」と呼ばれる人たちを想像していました。
ところが、そのゲーマーが対戦する様子を「競技」=「スポーツ」として、欧米や韓国、中国を中心に大きな盛り上がりを見せている。それが、世界の10代から30代くらいの若者たちが起こしている新たなエンターテイメントとして、定着しつつあります。そこで活躍する“ゲーマー”の姿は、自分自身のイメージとはかけ離れたものでした。
番組をご覧頂くと、私と同じように、自分自身の先入観が覆される、そんな新鮮な驚きを味わって頂けるのではないかと思っています。
【この番組を取材するなかで新しい発見や、驚いたことはありましたか?】
海外では“プロゲーマー”が職業として社会的に認知され始めていて、韓国では子供たちのなりたい職業で上位に入るほど人気を得ています。
実は、競技として行われているゲームのほとんどが、パソコンで行うゲームです。ソフト自体は無料でダウンロード出来るため、お金がそれほどかからず出来る。そのため経済的に貧しい家庭であったり、学歴での立身出世を諦めた子供たちが、プロゲーマーとして身を立てようとゲームに打ち込んでいます。それは韓国に限らず、各国で起きていました。
ただし、当然競争は激しく、「たかがゲーム」とはとても言えない、身を削るような過酷な練習を強いている状況も驚かされたことのひとつです。
【心に残った言葉は?】
「自分の得意な事、好きな事で勝負をして怒られない。それがプロになった理由」
「一攫千金を夢みるとかじゃなくて、好きなゲームで思う存分戦いたい」
世界的な人気を誇る、日本人カリスマゲーマーの言葉です。仮に、サッカーや野球、格闘技などのスポーツ選手の話だったとしても違和感のない言葉ではないでしょうか。
良い意味で「子供のような純粋な気持ち」でいられる事をうらやましくも思いました。
(番組ディレクター)
http://www4.nhk.or.jp/bs1sp/x/2017-12-09/11/19885/2907068/