あふれるリリシズム、魂をゆさぶる奥行き深い音楽性。世界中のピアノ・ファンの心を捉える現代最高峰の名匠、フレッド・ハーシュが最新ソロ・アルバム『オープン・ブック』の世界を東京で繰り広げる。’70年代に頭角を現し、スタン・ゲッツやアート・ファーマーら数多くのジャズ・レジェンドと共演。2008年に病に倒れるが、2010年のアルバム『Whirl』で完全復活を果たし、以前にも増して精力的な活動を続けている。2017年には自叙伝『Good Things Happen Slowly: A Life In and Out of Jazz』も出版したハーシュ。ビル・エヴァンスの流儀を継承し、ブラッド・メルドーなど数々の後進からもリスペクトを受ける彼のピアノ芸術に耳を傾けたい。