NASAが地球外知的生命体によって発見され解読されることを期待して、1977年に打ち上げられた宇宙探査機ボイジャーに搭載したレコード『ボイジャーのゴールデンレコード(Voyager Golden Record)』。ボイジャー打ち上げから40周年を記念して、『ボイジャーのゴールデンレコード』に収録されたオーディオ・コンテンツを収めたCDとアナログレコードが地球人向けに一般発売されます。
『ボイジャーのゴールデンレコード』は金メッキされた黄金の盤で、55種類の言語の挨拶の言葉や自然の音、動物たちの鳴き声、心拍音のほか、チャック・ベリー「Johnny B. Goode」、ルイ・アームストロング「Melancholy Blues」、ベートーヴェン「交響曲第5番」、ストラヴィンスキー「春の祭典から<生贄の踊り>」なども収録されています。
2016年には、クラウドファンディングサイトKickstarterにて、『ボイジャーのゴールデンレコード』を地球人向けにアナログ・レコードでリリースするプロジェクトが始動。このプロジェクトは成功を収めています。
今回のリリースは、Kickstarterキャンペーンに続くもので、こちらはOzma Recordsから発売されます。CDは2枚組で12月15日発売、アナログレコードは3枚組のボックスセットで2018年2月発売(いずれも海外)。ともに『ボイジャーのゴールデンレコード』と同内容のオーディオ・コンテンツを、オリジナル・レコードを制作したティモシー・フェリスによってリマスタリングを行い収録。また新規ライナーノートや、ボイジャーが撮影した写真、ボイジャー計画に関するエッセイなどを掲載した96ページのハードカバー本も付属されます。
●ハードカバー本 ページサンプル
●『The Voyager Golden Record』のアルバム・カヴァー
●『The Voyager Golden Record』販売ページ
https://lightintheattic.net/releases/3747-the-voyager-golden-recordなお、『ボイジャーのゴールデンレコード』の音源はNASAのSoundCloudページが公開しています。日本語を含む55種類の言語の挨拶をまとめた「Greetings to the Universe」、地球上の様々な音や音楽をまとめた「Sounds of Earth」(19種類)という2つのプレイリストがあります
「ボイジャーのゴールデンレコード」については
wikipediaで。