エルトン・ジョンの新たなベスト・アルバム『Diamonds』が発売

「ユア・ソング（僕の歌は君の歌）」、「可愛いダンサー（マキシンに捧ぐ）」、「ロケット・マン」、「キャンドル・イン・ザ・ウィンド（風の中の火のように）」といったヒット曲は全て網羅され、ベスト盤としては初めて「僕の瞳に小さな太陽」のエルトンとジョージ・マイケルによるデュエット・ヴァージョンなど全34曲が2枚組CDには収録。3枚組CDボックス・セットにはこの34曲に加えてエルトン自身が個人的なお気に入りをみずからキュレーションした全17曲のボーナス・ディスクを収録。他にも各曲の解説を掲載した72ページの上製本と、エルトンのイラストをあしらった5枚セットのポストカードも同梱。2枚組LPは180グラムの重量盤で、厳選された21曲が収録される。

■海外プレスリリース訳

エルトン・ジョンのニュー・アルバム『Diamonds』のリリースが決定。

11月10日にユニバーサルからリリースされる『Diamonds』はエルトン・ジョンのヒット曲を集大成した究極のベスト・アルバムで、2枚組CD、限定版の3枚組CDボックス・セット、2枚組重量アナログ盤、およびデジタルのフォーマットで発売される。（日本盤は2枚組CDのみ/他2形態は輸入盤での発売）
いつ聞いても胸を打つ「ユア・ソング（僕の歌は君の歌）」でスタートするこの決定版ベスト・アルバムには、「可愛いダンサー（マキシンに捧ぐ）」、「ロケット・マン」、「キャンドル・イン・ザ・ウィンド（風の中の火のように）」、「恋のデュエット」、「サクリファイス」、「愛を感じて」など、史上屈指の作品群の中から、記念碑的なヒット曲がすべて網羅されている。また『Diamonds』にはエルトンのベスト・アルバムとしては初めて、名曲「僕の瞳に小さな太陽」のエルトンとジョージ・マイケルによるデュエット・ヴァージョンが収録される。
『Diamonds』のリリースと時を同じくして、多大な業績を上げてきたエルトンとバーニー・トーピンのソングライター・チームも結成50周年を迎える。ソングライターを募集する音楽誌の広告を通じて知り合ったエルトンとバーニーは、史上屈指の息の長さを誇るコンビとなり、その一貫した成功ぶりは、ライバルたちをはるかに凌駕している。1971年の「ユア・ソング」で、一躍ソングライターとして脚光を浴びたふたりは、決して創造的な歩みを止めず、矢継ぎ早にリリースした1970年代の名作アルバムの数々で一時代を築きあげた。「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」は3つの異なる10年代にチャートのトップに立ち、評論家に高く評価された2013年の〈ザ・ダイヴィング・ボード〉は全英トップ3ヒット記録するなど、彼らのレガシーは息の長さ、創造性、そして商業的な成功の面で比類のないものだ。
自分たちの関係について、エルトンはこう語っている。「50周年を迎えた今、ぼくらの関係はこれまで以上にヘルシーだ。長年のあいだには、それぞれが別の人間と組んで書いていた時期もあったけれど、それでぼくらの愛が消えることはなかった。ぼくは今までにないぐらいバーニーのことを愛しているし、たぶん、彼も同じ気持ちだと思う。なぜならぼくらはずっと、別々の暮らしを送ってきたからだ。ぼくらはどっちも、別々の部屋で曲を書く。ぼくらはおたがいに深い敬意と愛情を抱き、それはますます深まるばかりなんだ」
　バーニー・トーピンはこう語る。「ぼくらは今も、自分たちのしていることにワクワクしている。肝心なのはぼくらがなにをしているか??一緒に組んで曲を書くと、いまだに魔法じみたところがあるし、これ以上すばらしいことはない。あの気持ちは今も古びていないんだ」。
『Diamonds』は3つのフィジカル・フォーマット（およびデジタル）で予約が可能。2枚組CDヴァージョンには、34の楽曲が収録され、アイコン的なエルトンのルックスを現代的なイラストにした10ページのブックレットが付されている。2枚組LPヴァージョンは180グラムの重量級ヴィニール盤にプレスされ、見開きのアートワークをフィーチャー。限定版の3枚組CDボックス・セット・バージョンには各曲の解説を収録した72ページの上製本に加え、エルトンのイラストをあしらった5枚セットのポストカードが同梱される。多くの人々に愛されている名曲の数々に加え、この3フォーマットのイラストレーションはすべて、コンテンポラリー・アーティストのリチャード・キルロイが手がけている。
この決定版的なパッケージの発表がおこなわれた今も、音楽、ファッション、エンターテインメントの世界に広がるエルトンの息の長いレガシーと現代性は、これまで通り燦々と光を放っている。エルトンの独特なスタイルにインスパイアされ、このファッション・アイコンのアーカイヴに所蔵されているオリジナルを参考にしてアレッサンドロ・ミケーレがデザインした2018年の春夏コレクションをグッチが公開したのは、つい先週のことだった。エルトンはまた、世界各国で興収1位を記録した大ヒット映画『キングスマン: ゴールデン・サークル』のワールド・プレミアにも出席している。この映画には彼も本人役で出演し、そのなんともユーモラスな演技は、評論家の称賛を浴びた。『ゴールデン・サークル』にはほかに、「土曜の夜は僕の生きがい」など、『Diamonds』に収録の名曲が何曲かフィーチャーされている。（＊『キングスマン〜ゴールデン・サークル』の日本上映は2018年1月5日よりスタート）
文化的な景観を永遠に変えた、比類のないキャリアを誇るエルトン・ジョンとバーニー・トーピンの音楽は、この後もスタジアムに満員の観客を動員し、チャートのトップに立ち、世代を超えて新たなファンを獲得しつづけるだろう。