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レーナード・スキナードの悲劇を描いた映画『Street Survivor』 米裁判所が製作中止命令を下す

2017/08/29 15:41掲載
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Lynyrd Skynyrd
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レーナード・スキナード(Lynyrd Skynyrd)の主要メンバーら6人が亡くなった1977年の飛行機墜落事故をテーマにした映画『Street Survivor: The True Story of the Lynyrd Skynyrd Plane Crash』。レーナード・スキナードのメンバーらが製作中止を求めていた訴訟で、米国地方裁判所は同映画の製作や配信を禁止する命令を下しています。

事故が起きたのは1977年10月20日。コンサートを行なうためルイジアナ州バトンルージュに向かう途中、メンバーやスタッフらを乗せた飛行機がミシシッピ州ギルズバーグ付近の沼地に墜落。この事故でロニー・ヴァン・ザント、スティーヴ・ゲインズ、キャシー・ゲインズら6人が亡くなっています。

映画『Street Survivor: The True Story of the Lynyrd Skynyrd Plane Crash』は、事故の生存者であるドラマーのアーティマス・パイルの回想を基に製作。パイルは共同プロデューサーとしても参加しています。製作会社はCleopatra Films。

今回訴訟を起こしたのは、ギタリストのゲイリー・ロッシントン、事故で死亡したロニー・ヴァン・ザントの弟で現リードシンガーのジョニー・ヴァン・ザントらで、1988年に交わしたバンド名利用に関する合意に違反していると主張していました。また同映画には誤った内容が含まれている可能性があるとも指摘し、パイルのみの視点で描かれているためレーナード・スキナードの本当の物語とはいえない、と説明していました。