映画『エイリアン』のクリーチャーデザインや
エマーソン、レイク&パーマー(Emerson, Lake And Palmer)の『Brain Salad Surgery(邦題:恐怖の頭脳改革)』などのアルバム・カヴァー・アートワークでも知られる
H・R・ギーガー(H.R. Giger)。創作の秘密に迫った、H・R・ギーガー財団公認のドキュメンタリー映画『DARK STAR/H・R・ギーガーの世界(原題:Dark Star: H.R. Giger's World)』の日本版予告編映像が公開
監督はスイスの女性映像作家ベリンダ・サリン。ギーガーは2014年5月に亡くなっていますが、この作品は生前から企画されていたもので、亡くなる数か月前に撮影を終えています。
本作ではギーガーの自宅やアトリエで撮影を敢行。創作の源泉や3人のパートナーとの出会い、「エイリアン」誕生秘話などについて語られます。
映画は2014年にスイスで先行上映。2015年にはニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコなど全米各地の映画館で上映されています。
日本では9月2日(土)より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で先行レイトショー上映され、また9月9日(土)から東京・東京都写真美術館ホールほかにて全国順次公開されます。
以下は以前に公開された海外版予告編映像
以下、公開決定時のプレスリリースより
『エイリアン』の造形を手がけたことでも知られるアーティスト、H・R・ギーガーの創作の秘密に迫ったドキュメンタリー『DARK STAR/H・R・ギーガーの世界』(原題:DARK STAR ‒ HR GIGERS WELT)が、2017/9/2(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷にて先行レイトショー、9/9(土)より東京都写真美術館ホールで公開されることが決定しました!
☆『エイリアン』造形の産みの親、孤高のアーティストの生涯に迫るドキュメンタリー
『エイリアン』(1979年/リドリー・スコット監督)の造形で、1980年のアカデミー賞視覚効果賞を受賞したスイスの画家・デザイナーであるH・R・ギーガー。その作品は世界中のファンを魅了し、数々のアルバム・ジャケットにも使用され、多くのアーティストたちに影響を与えてきました。
本作は、6歳の時に父親にプレゼントされた頭蓋骨や博物館でのミイラの恐怖といった創作の源泉、3人の女性パートナーとの出会い、そしてもちろん『エイリアン』誕生秘話も語られる、「H・R・ギーガー財団」公認のドキュメンタリーです。
☆恐怖と苦痛に満ちた夢と記憶― 世にも美しいクリーチャーたちの秘密
映し出されるギーガーの自宅やアトリエは、まるで宇宙の中心のようにも見えます。時間からもぎとられ、閉ざされたシャッターの向こう側にあるこの宇宙では、昼と夜が溶け合っている。彼の王国について知る者は家族と親しい友人たち、数名のアシスタントのみ。本作ではそんな「ダーク・スター」の中心へとカメラが入り込んでいます。
映画に登場するのは、73歳のH・R・ギーガー。所有する頭蓋骨に対して、愛にあふれた感謝を彼は述べます。それは、彼が抱える暗闇の最深部へ旅に出るためのエンジンのようなもの。しかし「その旅はもうじき終わるだろう」と、彼は静かに付け加えます。
この映画の中のギーガーは、自分の死期が近いことを予見し、その最後の時を静かに楽しんでいるようでもあります。2014年5月、74年間の地球上での人生が幕を閉じる。その最後の日々を、私たちは目にすることになります。
解禁されたメインビジュアルは、ギーガーにとって最もパーソナルな作品であり、最愛のガールフレンドに捧げられた作品「Li Ⅱ」(1973-74)を、ギーガー財団の許諾を受けて特別に映画のポスターとして採用。グラフィックデザイナーの河村康輔氏がデザインしました。
孤高のアーティストH・R・ギーガーの生涯に迫るドキュメンタリーに、ご期待ください。
●『DARK STAR/H・R・ギーガーの世界』
2017年9月2日(土)からヒューマントラストシネマ渋谷、9月9日(土)から東京都写真美術館 ホールほか全国順次公開
監督:ベリンダ・サリン
出演:H・R・ギーガー カルメン・マリア・ギーガー マルコ・ヴィツィヒ トム・ガブリエル・フィッシャー スタニスラフ・グロフ ほか
原題:DARK STAR ‒ HR GIGERS WELT
2014年/99分/スイス/カラー/デジタル/5.1ch 映倫区分:G
提供:日活
配給:日活 boid
公式サイト:
http://gigerdarkstar.com/©2015 T&C Film © 2015 FRENETIC FILMS.