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『レコード・コレクターズ9月号』の特集はドナルド・フェイゲン

2017/08/07 21:48掲載
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レコード・コレクターズ 2017年9月号
レコード・コレクターズ 2017年9月号
『レコード・コレクターズ9月号』の特集はドナルド・フェイゲン(Donald Fagen)。35年たった今でも古びない完成度を誇る人気アルバム『ナイトフライ』、その理由を探りつつ、近年も活発な活動を続けるドナルド・フェイゲンのソロの歩みを振り返ります。またキャンド・ヒート、 デフ・レパード『ヒステリア』30周年記念盤の特集も。8月12日発売
●『レコード・コレクターズ 2017年9月号』

【特集】 ドナルド・フェイゲン

ドナルド・フェイゲンの1982年のアルバム『ナイトフライ』は、スティーリー・ダンが活動を停止した後でリリースされ、大ヒットとなりました。35年たった今でも古びない完成度を誇る人気アルバムですが、その理由を探りつつ、近年も活発な活動を続けるドナルド・フェイゲンのソロの歩みを振り返ります。9月の来日公演と、それに合わせて出されるソロ4作とレア音源をまとめたボックスにも注目です。

■ グラフィック・ステーション
『ナイトフライ』関連のアルバム/シングル(真保安一郎)
その他のアルバム/シングル
■ 単独名義での初来日~Blue Note ジャズフェスティバル in JAPAN 2017(近藤正義)
■ 冨田恵一(冨田ラボ)インタヴュー~『ナイトフライ』には、80年代の音楽からさらに先に行ったような質感も感じられましたね(池上尚志)
■ フェイゲンによるエッセイ集『ヒップの極意』(立川芳雄)
■ 『ナイトフライ』考察──“過去"と“未来"を包摂した高品質音楽(サエキけんぞう)
■ ヒストリー~ジャズやR&Bへの愛を独自に昇華する当代きっての録音芸術家(宮子和眞)
■ 超豪華ユニット:デュークス・オブ・セプテンバー(宮子和眞)
■ 全曲ガイド
『ナイトフライ』(松永良平)
『カマキリアド』(青山陽一)
『モーフ・ザ・キャット』(青山陽一)
『サンケン・コンドズ』(青山陽一)
■ 『チープ・クリスマス:ドナルド・フェイゲン・コンプリート』解説(目黒研)
■ 米国/英国盤シングル・リスト
■ “レスター・ザ・ナイトフライ"のターンテーブル(小山哲人)
■ 参加ミュージシャン名鑑(佐藤英輔)


【特集】 キャンド・ヒート

1960年代半ばにデビューしたアメリカのブルース・ロック・バンドの中でも、キャンド・ヒートは特異な個性を放っていました。それは、中心となったメンバーがブルースのコレクターだったこともあり、戦前のカントリー・ブルースからの影響が強く、その研究成果が音楽にも表われている点、そして後に共演まで果たすジョン・リー・フッカーに感化されたブギ・サウンドです。時代の推移と共にサイケ感覚もまとったその音作りは、聴き込むごとに味わいが増すと言えるでしょう。リード・シンガー:ボブ・ハイトが存命していた全盛期の足跡を振り返ります。

■ ヒストリー~ブギ・サウンドとサイケ感覚が融合した妙なる響き(白谷潔弘)
■ キャンド・ヒート・ディスコグラフィー
オリジナル・アルバム(小出斉)
重要参加アルバム(小出斉)
発掘音源/重要編集アルバム(白谷潔弘)


【特集】 デフ・レパード『ヒステリア』30周年記念盤

1980年のデビュー・アルバムがニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタルの名盤とされるデフ・レパード。81年の次作からAC/DCでの成功で名を馳せたロバート・ジョン“マット"ラングをプロデューサーに起用し、モダンなポップ要素を加味していきます。その効果もあって83年の『炎のターゲット』は全米2位と大成功を収めますが、84年の大晦日にリック・アレン(ds)が左腕を切断する大事故に。メンバー・チェンジを行なわずに逆境を乗り越え、ようやく87年に完成させた『ヒステリア』は全世界で2500万枚以上の売上げを記録するモンスター・アルバムとなりました。本特集では、同作に破格の成功をもたらした要因とは何だったのかを探っていきます。

■ 世界制覇までの苦難の道のり(山崎智之)
■ 『ヒステリア』全曲ガイド(杉原徹彦)
■ 『ヒステリア 30周年記念スーパー・デラックス・エディション』解説(舩曳将仁)
■ プロデューサー:ロバート・ジョン“マット"ラングの手腕とは(杉原徹彦)
■ 検証:ハード・ロック/ヘヴィ・メタルの1987年(奥村裕司)


□ U2
闘う者たちの結束が世界的成功に至った歴史をオリジナル・アルバム13作で振り返る(立川芳雄)
□ エルヴィス・プレスリー
サン・レコーズ時代の全音源に充実の資料を添えた『ア・ボーイ・フロム・テュぺロ』(佐野ひろし)
□ ビーチ・ボーイズ
『ペット・サウンズ』『スマイル』の陰に隠れた67年の活動に光を当てる待望の発掘音源集(鰐部知範)
□ AOR CITY 2017
若いリスナーを巻き込み盛り上がるシーンの裾野をさらに広げるシリーズ第2弾(片島吉章)
□ ムーン・サファリ
インタヴュー~プログレを軸にしつつさわやかなポップを届けるスウェーデンの日曜音楽家たち(松山晋也)
□ ゴースト
80~90年代の東京フリー・ミュージック・シーンから世界へ展開したバンドの初期作が復刻(行川和彦)
□ 『いつか聴いた歌』
和田誠・監修/選曲によるスタンダード集第3弾(原田和典) ほか