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“猫のための音楽アルバム”『Music For Cats』続編制作中、今回は猫と人間の両方が楽しめて共有できる音楽を目指す

2017/06/27 14:41掲載
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Music for Cats - David Teie
Music for Cats - David Teie
猫が好きな音楽を科学的に研究/実証して生まれた楽曲を収めた“猫のための音楽アルバム”『ねこのための音楽 - Music For Cats』。この作品の制作を手がけた作曲家のデヴィッド・タイ(David Teie)が続編の制作を開始。現在、クラウドファンディングサイトのkickstarterにて資金調達キャンペーンが行われています。

ユニバーサル・ミュージックからリリースされた『ねこのための音楽 - Music For Cats』は“人間向けではない音楽がメジャーレコード会社から世界初発売”としても話題を集めた作品。イギリスでは2016年10月に発売され、全英チャート33位という、非人間向け音楽として史上最高位を記録。日本では2017年の「猫の日(2月22日)」に発売されiTunes/Amazonの両クラシックチャートで1位を記録しています。

この作品を制作したのは、20年以上にわたってワシントン・ナショナル交響楽団でチェロ奏者を務め、メタリカとも共演したこともあるという指揮者/作曲家のデヴィッド・タイ(David Teie)。デヴィッドは「なぜ音楽は人間の脳に影響を与えるのか?」といった独自の音楽理論を展開している音楽研究者でもあります。そんな彼がウィスコンシン大学の心理学の教授や動物学者とともに猫のための音楽を制作。

彼らによれば、音の感覚は人間の場合、子宮にいるときから母親の心臓の鼓動に基づいて発達し始めますが、猫は生まれてから音の感覚を身につけると考えられるようで、鳥の鳴き声や、母親の猫が喉を鳴らすゴロゴロ音、母乳からミルクを飲んでいる時の吸引音などに興味を持つと言われています。

デヴィッドでは、それら猫が興味をそそるであろう音を、猫同士がコミュニケーションに使うピッチとテンポで再現することで、猫のための音楽を作り上げています。

デヴィッドが新たに制作している第2弾アルバムでは、猫と人間の両方が楽しめて共有できる音楽を目指すとのこと。デヴィッドによれば、前作『ねこのための音楽 - Music For Cats』に収録された「ロロの空間(原題:Lolo’s Air)」が同作の中で唯一、猫と人間の両方に向けて制作された楽曲だったそうです。

第2弾アルバムは全8曲入りで、デジタルダウンロード版は2018年1月、CD版は2018年2月にリリースされる予定。

■『Music For Cats』公式サイト
http://www.musicforcats.com/

■kickstarter内 『Music For Cats』第2弾あアルバム・ページ
https://www.kickstarter.com/projects/355308040/kickstarter-gold-musicforcats-album-two-music-to-s

●『ねこのための音楽 - Music For Cats』



以下は猫カフェで他の音楽と聞き比べをした映像