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石原裕次郎のドキュメンタリー番組『裕次郎は死なない〜心に刻まれた5つの物語』がNHK BSプレミアムで6月17日放送

2017/06/13 19:46掲載
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石原裕次郎 (c)石原プロモーション
石原裕次郎 (c)石原プロモーション
石原裕次郎のドキュメンタリー番組『裕次郎は死なない〜心に刻まれた5つの物語』がNHK BSプレミアムで6月17日(土) 放送。

番組では、幼少期、日活映画時代、独立プロ時代、新婚時代、晩年と5つの時代の出来事を軸に進行。裕次郎の自伝をはじめ、石原プロを支えてきた名カメラマンや作家・倉本聰、石原慎太郎の著作をベースにドラマ・パートを構成し、さらに作家・関川夏央のインタビュー等のドキュメンタリー・パートを交えながら「人間」石原裕次郎を立体的に描きます。

●『裕次郎は死なない〜心に刻まれた5つの物語』
NHK BSプレミアム 6月17日(土) 午後9時00分〜(90分)

以下、番組スタッフから

【この番組を企画したきっかけは?】
「昭和のスーパーヒーロー・石原裕次郎」も、今年で亡くなって30年。
人々の記憶も薄れつつある中、その魅力を若い世代にどう伝えるか?
思い切った切り口で、「裕次郎」を蘇らせ、普遍化しようと考えました。

まず彼を、あたかも「キリストの如き神秘的な存在」と考え、妻・石原まき子、兄・石原慎太郎、盟友・渡哲也、脚本家・倉本聡など、周囲にいた人たちが書き残した「石原裕次郎の記憶やエピソード」そして、裕次郎自身の言葉を「福音」のように、そのまま引用し、アニメやCGなど斬新な手法を使って、映像化することにしたのです。

【番組の見どころは?】
石原慎太郎やまき子夫人、渡哲也が記録した物語そのものの面白さ。
それを大胆に抽象化した「スタジオドラマ」は、奇妙で革命的に斬新です。(笑)
さらに、その「5つの物語」を通して「石原裕次郎」を編み直す、作家・関川夏生、漫画家・倉田真由美、芸能レポーター・前田忠明らの斬新な解釈も、眼から鱗!新たな「石原裕次郎論」ともいえるでしょう。

そして、亡くなるまでの6年間、裕次郎の病床に付き添った男・金宇満司のインタビューは、最期を看取った男ならではの深い思いが溢れ、涙なしでは見れません。

【心に残った言葉は?】
関川さんの「裕次郎は軍服が似合わない」という鋭い分析、前田さんの「敗戦国日本を立ち直らせたのは裕次郎」。
倉田さんの「石原裕次郎という太陽が残した残像は今も生きている」、上記金宇さんの「早く呼んでくれ。そっちに行きたいんだから」という祈りのような言葉。
さらにドラマで語られる、まき子夫人、慎太郎さん、渡さん、倉本聡さんなどの「言葉」は、深く刺さります。

【見てくださる方に一言】
とても不思議な番組になりました。みなさんがこの番組を通して、どのように見て、何を感じ、どんな「石原裕次郎」を心に刻むのか?
大変興味があります。激しく「突っ込み」ながらご覧ください!!

(番組プロデューサー 長嶋甲兵)

http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92420/2420483/