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書籍『僕はホルンを足で吹く〜両腕のないホルン奏者 フェリックス・クリーザー自伝〜』が発売

2017/06/06 04:52掲載
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僕はホルンを足で吹く〜両腕のないホルン奏者 フェリックス・クリーザー自伝〜
僕はホルンを足で吹く〜両腕のないホルン奏者 フェリックス・クリーザー自伝〜
生まれつき両腕がない男が世界トップクラスのホルン奏者に。スティングとも共演を果たしたホルン奏者フェリックス・クリーザーが自らの生い立ち、哲学、練習法、音楽への向き合い方などを語る『僕はホルンを足で吹く〜両腕のないホルン奏者 フェリックス・クリーザー自伝〜』がヤマハミュージックメディアから6月16日発売
●『僕はホルンを足で吹く〜両腕のないホルン奏者 フェリックス・クリーザー自伝〜』

発売日:2017年6月16日
仕様:四六判縦/208ページ
JANコード:4947817265641
ISBNコード:9784636945300
著者:フェリックス・クリーザー/セリーヌ・ラウアー

※以下、インフォメーションより

両腕がないことを除けば普通の子どもだった。神童でもなかった。
ただホルンが好きだった少年は、いかにしてプロの演奏者となり世界を席巻したのか?
スティングとの共演を果たし、2016年にはレナード・バーンスタイン賞を受賞。
いま世界でもっとも注目されているホルン奏者のひとり、フェリックス・クリーザーが自らの生い立ち、哲学、練習法、音楽への向き合い方などを語る。
――これは奇跡ではない。必然だ!

☆エコークラシック2014最優秀新人賞受賞、レナード・バーンスタイン賞受賞
☆「ハンパなくうまい! 」とプロも大絶賛!
☆血のにじむような努力で手にした本物の実力!
――「問題を解決するときは、他人をあてにするのではなく自分で処理するということだ」(フェリックス・クリーザー)

「腕のない生活は大変なこともある。
ただし腕がないことが原因ではない。
ほかの人と同じように歯を磨けるし、車も運転できるし、スマートフォンをいじくることもできる。
仕事もあるし、20歳のはじめから世界中を回ってキャリアを積み、うまく行っている。
腕のない生活の大変さは、その生活を送ることではなくて、他人との関係なんだ。
つまり、強調されたり、引き立たされることなく、名前を呼んでもらう。
決まり文句の中に押し込められることなく成功を祝う。
四肢の数ではなく業績によって評価される。
障害があるからこそ、そういうふうには扱われないんだ。」(フェリックス・クリーザー)

■第1章 完璧を求めて
■第2章 ちびっ子、ホルンを習う
■第3章 身体感覚の問題
■第4章 頂上を目指す"疾風怒濤"期
■第5章 ホルンのベルの中の手
■第6章 これまで――そしてこれから
■第7章 決戦の日
■第8章 ハウスコンサート
■第9章 僕の人生

<著者について>
■フェリックス・クリーザー (Felix Klieser)
1991年にゲッティンゲンで生まれ、13歳からハノーファー音楽大学でレッスンを受ける。 サー・サイモン・ラトル、マリオ・ヴェンツァーゴ、デニス・ラッセル・デイヴィスといった指揮者と共演し、またロックのレジェンドであるスティングがドイツで公演を行った際に共演した。 2013年にはデビューアルバム『Reveries(夢想)』を発表し、高い評価を得た。

■セリーヌ・ラウアー (Céline Lauer)
1989年にザールラント州で生まれ、アクセル・シュプリンガー・アカデミーで実習生をした経験を持つ。 『ヴェルト』、『ヴェルト日曜版』、『ツァイト・オンライン』に記事を書く。ZDF(Zweites Deutsches Fernsehen〈ドイツ第二テレビ放送〉)などでソーシャルメディアやデジタル・ストーリーテリングをテーマにした講座を持っている。 大学ではヨーロッパの民俗学と社会科学を学ぶ。現在はベルリン在住。

<翻訳者について>
■植松なつみ (うえまつ・なつみ)
東京都出身。早稲田大学第一文学部卒業。
一橋大学大学院言語社会研究科博士課程単位取得退学。 現在、大学等でドイツ語非常勤講師。 訳書にカトリン・レグラ『私たちは眠らない』(論創社)。