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マーズ・ヴォルタ オマー・ロドリゲス・ロペスのソロ作3タイトルが日本でも発売に

2012/08/08 09:58掲載
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Omar Rodriguez-Lopez / Octopus Kool Aid
Omar Rodriguez-Lopez / Octopus Kool Aid
マーズ・ヴォルタ(The Mars Volta)アット・ザ・ドライヴイン(At The Drive-In)オマー・ロドリゲス・ロペス(Omar Rodriguez-Lopez)のソロ作が日本でも発売に。海外ではCD版は一般流通で販売していないため、一般流通版としてのCDリリースは日本のみ。

発売されるのは『Octopus Kool Aid』『Saber, Querer, Osar y Callar』『Un Corazon De Nadie』の3タイトル。いずれも国内盤は10月10日発売。
●『Octopus Kool Aid』

本作は2011年2月にレコーディングされながら、リリースの機会を伺っていた作品。現在のオマー・ロドリゲス・ロペス・グループのシンガーであり、今年5月のメタモルフォーゼでも参加していたテリ・ジェンダー・ベンダー(レ・ブチェレッツ)が全編に参加、弟のマルセル・ロドリゲス・ロペス (マーズ・ヴォルタ、ゼクス・マーキス)もプロダクションに携わっている。

プログレッシヴでエレクトロニカ色の濃いサウンドと耳に残るポップな歌声とメロディが耳に残る。このポップさがソロ名義での新しいキーワードになるかもしれない。実験的ながら分かり易いポップさ/歌との融合は、新作と共に戻ってきたオマーの盟友ジョン・フルシアンテとのシンクロニシティも感じさせる。

●『Saber, Querer, Osar y Callar』

本作今回リリースされる3連作の中で、一番エレクトロニカ色の強い仕上がり。とはいえ全編打ち込みではなく、特徴的なブレイクビーツやループに、ギターをはじめとする上音が絡んでいく。オマーらしいスペイシーな浮遊感のある作風だ。

オマーと抜群の相性を誇るディーントニ・パークス(マーズ・ヴォルタ、オマー・ロドリゲス・ロペス・グループ)のドラムは一際大きなインパクトを放っている。勿論アートワークはベスト・パートナーであるサニー・ケイが担当、オマーのサウンドをデザイン化した作品は音楽同様に楽しみのひとつだ。

●『Un Corazon De Nadie』

本作は2010年11月にレコーディングされながら、リリースの機会を伺っていた作品。作品ごとにコラボレーターを選ぶことが多いオマーだが、今回はギター/ドラム/ベース/ピアノ/シンセの楽器は勿論、プログラミングやヴォーカルも全て独力で仕上げている。

パーソナルな環境での制作方法と即興性を重視したためか、どこかロウファイ的な作風とも感じられるが、音色ひとつひとつへのこだわり、ノイズ・ループに始まるオーバーダブと作り込み、ひらめき即採用の思い切りの良さは正にオマーそのものだ。

※コメントはメーカーインフォより