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中村とうようの評伝『中村とうよう 音楽評論家の時代』の“副聴CD”がリリース決定

2017/05/27 04:45掲載
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VA / とうようズ・チョイス・スペシャル
VA / とうようズ・チョイス・スペシャル
中村とうようの評伝『中村とうよう 音楽評論家の時代』の“副聴CD”がリリース決定。CD2枚組アルバムで、タイトルは『とうようズ・チョイス・スペシャル』。書籍と同時期の6月25日にディスコロヒアから発売予定。

以下、インフォメーションより

 6年前の2011年に亡くなった中村とうようさんの評伝がとうとう完成です。タイトルは『中村とうよう 音楽評論家の時代』(二見書房)。来る6月25日には書店に並ぶことになりました。

 そしてこの2枚組CDは、その本をより深く理解するための「副読本」ならぬ「副聴CD」として作られたアルバムです。ラテン音楽からジャズ、フォーク、ロック、ブルース、サルサ、ブラジル音楽、そしてワールド・ミュージックと、長年に渡ってさまざまな音楽を紹介してきた中村とうようさんが、人生の最後になってもっとも愛した音楽を、CD2枚にギュッと詰め込みました。選曲と解説は評伝の著者でもある田中勝則です。

 CD1は歌曲が中心で、温かみ溢れるインドネシアのクロンチョンからはじまり、アメリカやイギリス、さらにカリブ海やブラジルなどの初期のエンタテイナーたちの歌声をお聞かせします。これらは日本の寄席芸にも相当するような、当時の庶民生活と密着していた楽曲で、とうようさんが晩年もっとも愛したものでした。さらに後半では、大好きだったライトニン・ホプキンズやテレサ・テンなどがてんこ盛り。

 CD2はダンス・ミュージックが中心で、冒頭ではロックのルーツを探るような試みも聞かせます。さらにラテン音楽などの名演から、さらにとうようさんが常に愛したキワもの、ゲテものまで。このあたりはまさに「とうようズ・ワールド」です。そしてアルバムの最後のほうでは、ポルカ系のダンス・ミュージックがドドッと並びます。

 ポピュラー音楽の極み。本当の「ツウ」は、こういう音楽を聞くものだ。

 いまは亡き中村とうようさんのそんなメッセージが聞こえてくるような2枚組です。
●『とうようズ・チョイス・スペシャル』
メーカー:ディスコロヒア
メーカー型番:DISCOLOGIA-007
価格:3,800 円(税抜)+税

DISC 1
1. Netty & Achmad “Kisah Cinta”
2. Floro y Cruz “Wilard y Johnson”
3. Billy Murray & Ed Smalle “We Don't Get Much Money, But We Have a Lot of Fun”
4. Mr. Walter Miller “Goodbye Liza Jane”
5. Chauncey Olcott “My Beautiful Irish Maid”
6. Ada Jones “Bring Back My Lovin' Man”
7. 豊年斎梅坊主連中 “出鱈目”
8. Jack Sneed & his Sneezers “The Numbers Man”
9. The Atilla “Roosevelt in Trinidad”
10. Carmen Miranda “Imperador do Samba”
11. Billy Costello “Dinah”
12. The Revelers “When Yuba Plays the Rumba on the Tuba”
13. Ana Silva “Guaruja”
14. Ana Hato & Deane Waretini “Matangi”
15. recueilli par Sylvain et Darnois “Ruu〜Ute”
16. Апс. Пандуристов “Колмеурне Калисатис”
17. Mwenda Jean Bosco “Masanga”
18. Atahualpa Yupanqui “Chacarera de las Piedras”
19. Lira Paucina “Pueblo Pauza”
20. Los Morochucos “Despedida (marinera resbalosa)”
21. La Nina de los Peines “Dona Mariquita”
22. Sam “Lightnin'” Hopkins “New Short-Haired Woman”
23. Patti Page “Boogie Woogie Santa Claus”
24. Doris Day “Silver Bells”
25. Fairuz “Ya Hala Ya Hala”
26. 鄧麗君 “晶晶”

DISC 2
1. Otto Dobrindt & his Concert Orch. “La Paloma”
2. Michael Coleman “Bonnie Kate~Jennie's Chickens”
3. Uncle Dave Macon “Sail Away, Ladies”
4. Tampa Red “It's Tight Like That”
5. Pine Top Smith “Pine Top's Boogie Woogie”
6. J. H. Bragg & his Rhythm Five “Ethiopian Stomp”
7. Don Barreto et son Orchestre Cubain “Oh! Miss Liza”
8. Conj. Pa' Que Bailen los Muchachos “La Guitarrita”
9. Duke Ellington Orchestra “Accordeon Joe”
10. Issac Vasquez y sus Cucambos “Cumbia Novembrina”
11. Slim Gaillard “Make It Do”
12. Silvestre y su Tribu “Calypso Congo”
13. Robert Banks & his Waileros “Mambo Blues”
14. Sugar Chile Robinson “After School Blues”
15. Pvt. Cecil Gant “Boogie Blues”
16. Orch. de danse Alexander “Red Wing”
17. The Polka Chips “Clarinet Polka”
18. Bee Gee Tavern Band “W. P. A. Polka”
19. Les Paul “Chicken Reel”
20. Dr. Clarence Penny “Toots”
21. Pietro Deiro “Soble las Olas”
22. La Estudiantina Sonolux “Porque Te Fuiste”
23. Garoto “1×0”
24. Pale K. Lua “Aloha Oe!”