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中村とうようの人生を追ったドキュメンタリー本『中村とうよう 音楽評論家の時代』が発売

2017/05/25 01:48掲載(Last Update:2017/05/25 13:02)
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中村とうよう
中村とうよう
『ミュージック・マガジン』の創刊者、編集長として世界の音楽の紹介に貢献した中村とうようの人生を追ったドキュメンタリー本『中村とうよう 音楽評論家の時代』(著:田中勝則)が二見書房から6月21日発売予定
●『中村とうよう 音楽評論家の時代』
田中勝則(著)
ISBNコード:9784576171005
判型:A5判
予定価格:本体4104円+税
発売予定日:2017年06月21日

※以下、インフォメーションより

『ニューミュージック・マガジン』(現在の『ミュージック・マガジン』)と『レコード・コレクターズ』を創刊。ラテン音楽、フォークからロック、ブルース、ブラック・ミュージック、そしてワールド・ミュージックと、多彩な音楽に関わり、日本のポピュラー音楽評論の基盤を築き上げた中村とうようの人生を追う。


音楽評論家は20世紀をどう生きたのか?

1960年代中頃から20世紀を通じて、日本におけるポピュラー音楽の音楽評論の分野を牽引してきたのが中村とうよう(1932-2011)さんでした。特に69年に『ニューミュージック・マガジン』を創刊してからは、自身の雑誌という確固たる評論の場を持という、日本独自の評論スタイルを打ち出し、さらにスケールの大きな活動をしてきました。そんな中村とうようさんの歩みは、戦後になって確立した新しい職業である「音楽評論」という分野の歩みそのものと言えそうです。
この本は、そんな中村とうようさんの生涯を追いながら、日本独自の音楽評論をどのように確立してきたかを追った内容です。と同時に、日本の戦後において、ポピュラー音楽なるものがどのように浸透していったのか、その過程も克明に知ることができます。
フォークやロックをリアル・タイムに聞いてきた団塊世代にはもちろん、世界中のポピュラー音楽を幅広く聞く現代の若者まで、幅広い世代に読んでいただきたい1冊です。