Bサイド集とはいえ、これらの楽曲は単に今まで発表してきたアルバムに収録するのにはコンセプトが合わなかったり、スペースがなかった故にリリースされてこなかったものだ。「Rain In Numbers」はバンド結成後の2005年にレコーディングされたもので、デビュー・アルバム制作時に誕生した秘密の曲だ。2008年後半には、クイーンのカバー曲「Play The Game」のレコーディングを行った。これはAIDS研究を支援するチャリティー用の楽曲であり、今後もこの楽曲の利益は全てを寄付していくそうだ。2人はカバーすることになった経緯について"クイーンのファンとして、彼らの力強いポップ・ソングを自分たちの作風に落とし込む事が面白いと思ったの"とコメント。2009年-2010年、そして2014年はビーチ・ハウスにとって多作な時期であった。「White Moon」と「The Arrangement」は、サード・アルバム『ティーン・ドリーム』の雰囲気にマッチしないという理由で収録されなかった。当時急いで音源のリミックスを行ったので、今回収録されているのは現在のビーチ・ハウスの美学に沿った形で新たにリミックスされたものだ。
●『B-Sides and Rarities』
01 Chariot 02 Baby 03 Equal Mind 04 Used to Be (2008 Single Version) 05 White Moon (iTunes Session Remix) 06 Baseball Diamond 07 Norway (iTunes Session Remix) 08 Play the Game (Queen Cover) 09 The Arrangement 10 Saturn Song 11 Rain in Numbers 12 I Do Not Care For The Winter Sun 13 10 Mile Stereo (Cough Syrup Remix) 14 Wherever You Go