チップチューンのすべて All About Chiptune: ゲーム機から生まれた新しい音楽
書籍『チップチューンのすべて All About Chiptune: ゲーム機から生まれた新しい音楽』が発売中。本書は、その誕生にはじまり、黎明期の状況、国内外の現役のアーティストたちの活動など、自身もチップアーティストとして活躍する著者・田中治久(hally)が、膨大な資料と関係者への取材をもとに綴る初の書籍。長年にわたり総括されることのなかったチップチューンをゲーム音楽史の観点から再評価するとともに、広くは日本のビデオゲームカルチャーの変遷を振り返ります
●『チップチューンのすべて All About Chiptune: ゲーム機から生まれた新しい音楽』
田中治久(hally) (著)
以下、インフォメーションより
「ファミコンやゲームボーイの音楽。あるいは、それら風の音楽」
誰にでも分かるように「チップチューンとは何か」を説明するとしたら、まずはこんな表現になるだろう。あの安っぽくて懐かしい1980~90年代初頭のゲーム音楽から、テイストをそのまま持ってきた、
あるいは主要素としてとり入れた音楽のことである。そういった音楽が、現在ではゲームのBGMという枠を超え、より幅広い表現の場で作られ、聴かれるようになっている。レトロゲーム機(風)の音楽なのに、ゲーム音楽ではない──という不思議なものを形容するための言葉。それが「チップチューン」なのである。(本文より)
アーケードゲームやファミコン、ゲームボーイなど、現在ではレトロゲームと呼ばれるゲーム機の内蔵音源チップから誕生した音楽ジャンル「チップチューン(Chiptune)」。本書は、その誕生にはじまり、黎明期の状況、国内外の現役のアーティストたちの活動など、自身もチップアーティストとして活躍する著者が、膨大な資料と関係者への取材をもとに綴る初の書籍。長年にわたり総括されることのなかったチップチューンをゲーム音楽史の観点から再評価するとともに、
広くは日本のビデオゲームカルチャーの変遷を振り返る。
国内外のチップ・アーティストたちの活動に迫る、豪華インタビューを収録!
ヒゲドライバーOmodaka/Kplecraft/Saitone/SEXY-SYNTHESIZER/USK/
TORIENA/Quarta330/YMCK/Goto80/Bit Shifter
<著者について>
田中治久(hally):ゲーム音楽史/ゲーム史研究家。 90年代より国内初のネットレーベル「カミシモレコーズ」を主宰し、 自身もチップアーティストとして楽曲制作やライブ活動を開始する。 2000年代には個人サイト「VORC」を始動、 チップチューンやゲーム音楽についての執筆をはじめ、 国内における第一人者として知られる。 2012年からはチップチューンの情報サイト「CHIP UNION」の創設に協力するなど、 新世代のリスナーにむけてチップチューンや8bitカルチャーの魅力を発信し続けている。