Keiji Haino – Watashi Dake?
灰野敬二が1981年にリリースしたデビュー・アルバム『わたしだけ?』がアナログレコードで再発。当時本人が意図したゴールド&シルヴァーのスペシャル・エディションで、オリジナルリリース以来初めてアナログ盤で再発されます。発売は海外で6月16日。リリース元はBlack Editions。
以下、インフォメーションより
灰野敬二『わたしだけ?』
Keiji Haino - Watashi Dake?
Black Editions, BE-000
LP with Digital Download
2017年6月16日リリース
灰野敬二の伝説的デビュー・アルバムが、当時本人が意図したゴールド&シルヴァーのスペシャル・エディションで、1981年のリリース以来初めてアナログ盤で再発される。
過去50年にわたり、灰野敬二の作品と同じくらい記念碑的で妥協のない作品を作ってきたミュージシャンやパフォーマーはほとんどいない。膨大な数の録音や演奏を通して、灰野は自分自身の分野を主張し、シンプルな分類に反する比類なき強さの言葉を産み出した。このため1981年のデビュー・アルバム「わたしだけ?」は謎に包まれたままだった。伝説的な自主レーベル、ピナコテカから少数限定プレスでリリースされたこのアルバムは、日本でもほんのわずかの人にしか聴かれず、海外ではほとんど聴かれなかった。オリジナルのLPは非常にレアで、世界中で非常に探し求められていた。
『わたしだけ?』は忘れられないヴィジョンを示しているーー見事なボーカル、囁きと叫び、暗い沈黙。 複雑で鋭いギター・サウンドが絡み合い、繰り返し、伸び、恍惚のように暗い秘密の場所から浮かび上がる。その場で書かれ作曲された灰野さんのビジョンは、1920年代のブルースや中世の音楽を彼方から召喚する深遠な精神的な深みにある。黒一色のミニマルなパッケージに伝説の写真家佐藤ジンが撮影した象徴的なカヴァー写真を掲載したこのアルバムは、驚くべき芸術性の宣言である。
灰野敬二と佐藤ジンと緊密に協力して製作されたこの地下音楽の傑作を、ブラック・ エディションズは誇りを持って第一弾のリリースとする。初のアナログ盤でのリイシューであり、 当時灰野と佐藤が意図した金と銀のアートワークでの初めてのリリースでもある。アラン・カミングスによる歌詞とタイトルの英訳も掲載。アルバムには、ボーナス・トラックとして当時の長時間のライヴ演奏のデジタルダウンロードが封入されている。
このスペシャル・エディションは、Elysian Masters社のデイヴ・クーリーが細心の注意を払い丁寧にリマスタリングし、Bernie Grundman Mastering社のクリス・ベルマンがカッティングを担当した。Record Technology Inc. (RTI)社で高品質LPでプレスされ、マット加工の金と銀カヴァーと黒い紙のインサートを備えたStoughton社の特殊印刷厚紙ジャケットに収められている。
⇒Black Editions公式サイト
http://www.theblackeditions.com/