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“チャップリン VS キートン”ほか時代を築いたライバルたちをテーマにしたドキュメンタリー4本がNHK BS1で5月に放送

2017/04/16 03:09掲載
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Chaplin VS Keaton
Chaplin VS Keaton
“チャップリン VS キートン”ほか、時代を築いたライバルたちをテーマにしたドキュメンタリー4本が『シリーズ 時代を築いたライバルたち』としてNHK BS1の「BS世界のドキュメンタリー」枠で5月1日より4夜連続放送されます。

<シリーズ 時代を築いたライバルたち 放送スケジュール>

●2017年5月2日(火)午前0時00分〜 【5月1日深夜24時〜】
「電流戦争! エジソン VS ニコラ・テスラ(仮)」

1880年代のアメリカで、すでに発明王として名を馳せていたエジソンと、ヨーロッパからやってきた若き天才・テスラが、送電インフラのシステムをめぐって火花を散らす。

アメリカにおける電力事業の黎明期。当初はエジソンが開発した直流送電(DC)方式で都市の中心部や工場への電力供給がなされていた。しかしオーストリアから渡米したテスラは、自分が発明した交流送電(AC)の方が電圧の変換が容易で、工場のみならず一般家庭への送電にも優れると主張。抜群のプレゼン能力で大手企業の投資を勝ち取る。対抗心を燃やすエジソンは「AC方式は危険だ」と、猛烈な攻撃を繰り広げる。

原題:ELECTRICITY: Thomas Edison vs. Nikola Tesla
制作:Stephen David Entertainment(アメリカ 2015年)

●2017年5月3日(水)午前0時00分〜 【5月2日深夜24時〜】
「ライト兄弟じゃなかった!? 人類初飛行(仮)」

世界初の有人飛行に成功したのはライト兄弟、というのが常識。しかし、最近見つかった資料から、ライト兄弟の2年前に自作の飛行機で飛んでいた人物がいた可能性が浮上した。

ライト兄弟が初飛行に成功したとされるのは1903年。しかし、1901年の新聞記事に「コネティカット州の航空整備工・ホワイトヘッドが有人飛行に成功」のと記事が。これに興味を持ったオーストラリアの航空専門家が現存する資料を徹底分析。ホワイトヘッドが設計した機体「ナンバー21」のレプリカは現代の飛行実験で空を飛ぶが、ライト兄弟の再現機では失敗に終わる。果たして、“人類初飛行”の栄冠はどちらに。

原題:First Flight: Conquest of The Skies
制作:ARTEMIS FILM(ドイツ 2016年)

●2017年5月4日(木)午前0時00分〜 【5月3日深夜24時〜】
「喜劇王対決 チャップリン VS キートン(仮)」

ハリウッドにおけるスラップスティック喜劇映画の黄金時代を築いたチャップリンとキートン。作風も、短編喜劇後に送った人生も全く違う2人の天才を徹底比較する。

鋭い人間観察で笑いのみならず観客の涙も誘ったチャップリンに対し、“無表情”で疾走し続け、過激なアクションをこなしたキートン。映画界がサイレントからトーキーへと移り変わる激変期を経て、キートンは急速に忘れられ、チャップリンも『モダンタイムス』をきっかけにマッカーシズムの標的になる。対照的な喜劇の王様の生涯を追いながら、映画の都ハリウッドや20世紀のアメリカ社会の変遷も描く。

原題:Chaplin VS Keaton
制作:Morgane Production(フランス 2015年)

●2017年5月5日(金)午前0時00分〜 【5月4日深夜24時〜】
「どんな時代にも“美”を 
〜エリザベス・アーデンとヘレナ・ルビンスタイン〜(仮)」

フェミニンな美しさを追求したエリザベス・アーデンとモダンな美を提案したヘレナ・ルビンスタイン。米国美容ビジネスのパイオニアの2人。化粧品をめぐる女の戦いを描く。
女性の社会進出が困難だった時代にマンハッタンの5番街に美容サロンを構えたエリザベス・アーデン。オーストラリアで美容クリームをヒットさせ、アメリカに渡ったヘレナ・ルビンスタイン。2人の野心家は生涯のライバルとなり、第二次大戦中には、軍服に似合う口紅を売り出すアーデンに対し、ルビンスタインは汗に強い画期的なマスカラを世に送り出す。半世紀もの間、世界中の女性に“美”のあり方を示し続けた2人の戦いを描く。
原題:Rubinstein VS Arden
制作:#5 Bis Production(フランス 2014年)

※番組ページ
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/