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高田渡のドキュメンタリー映画『まるでいつもの夜みたいに〜高田渡 東京ラストライブ』が4月より公開

2017/03/08 17:19掲載
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まるでいつもの夜みたいに〜高田渡 東京ラストライブ
まるでいつもの夜みたいに〜高田渡 東京ラストライブ
フォークシンガー高田渡、人生最後の単独ライヴを記録したドキュメンタリー映画『まるでいつもの夜みたいに〜高田渡 東京ラストライブ』が4月29日(土)より東京・渋谷のUPLINKにてロードショー。

以下、インフォメーションより

高田渡にとってライブはそれこそ吉祥寺の立ち飲み屋にいる時と同じく日常であった。その日もいつものように高田渡は歌い、夜の街に消えていった。いまも僕らの知らない土地で歌っているのか、飲んでいるのか。今日もどこかで父は冗談話をしているに違いない。悪戯な笑顔とともに。
高田 漣(ミュージシャン)

渡さんだけのあの、ギターのピッキングに酔いながら、『風』で唄われる「本当のことが言えたらな」に目頭を熱くし、「言ってるくせに」と映画の中の渡さんに話しかけていた。
佐野史郎(俳優・映画監督)

けっこう毒舌。でも誰も怒れない。だってペーソスそのものだもの。映画を観ながらあらためて思う。唄い、そして、歩き、喋る。すべて高田渡だ。
森 達也(映画監督・作家)

あまりにもリアルで鮮やかなだけに、もう渡さんはいないんだ、渡さんにはもう会えないんだ、何でこんなにも早く歳月が流れるんだと、つらく、悲しく、寂しい気持ちにぼくは襲われてしまった。
中川五郎(フォークシンガー・文筆家)


この映画に長い解説はいらない。とにかく、高田渡さんの東京ラストライブは凄かった。2005年3月27日(日曜日)のことだ。歌いはじめたころの渡さんのような、ギター一本の単独ライブだった。
その夜、高円寺の居酒屋に集まった30人余りの観客はしあわせだった。全国の小さな店や大きなホールを旅するなかで磨きに磨きあげられた渡さんの歌に酔いしれ、焼酎をちびりちびりやりながら発する絶妙な間合いの話術に大笑い。夢のような時間が流れた。このライブのあと、北海道ツアー中の2005年4月4日(月曜日)に倒れた渡さんは、その12日後、56歳でコノヨニオサラバシタ。
あれから12年になる。でもね、この映画をスクリーンに投影すると、そこに最後までフォークシンガーらしい生き方を貫き通した渡さんが、“まるでいつもの夜みたいに”登場し、歌い、語る。タカダワタルハ、イキテル!

●『まるでいつもの夜みたいに〜高田渡 東京ラストライブ』(2017年/カラー・B&W/デジタル/74 分)
出演:高田 渡、中川イサト、中川五郎
監督・撮影・編集:代島治彦
語り:田川 律/題字・絵:南 椌椌/ピアニカ演奏:ロケット・マツ
整音:田辺信道、滝澤 修/宣伝美術:カワカミオサム
配給協力:アップリンク、TONE 
製作・配給:スコブル工房

詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
http://www.uplink.co.jp/movie/2017/47685