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NHK BS1 世界の音楽ドキュメンタリー特集が再放送、『ゴミ処分場のオーケストラ』『サウンドハンター』『ミセス・バッハ』他

2017/03/06 01:03掲載
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NHK『BS世界のドキュメンタリー「サウンドハンター」』
NHK『BS世界のドキュメンタリー「サウンドハンター」』
NHK BS1の音楽ドキュメンタリー特集<シリーズ 音楽って、すばらしい!>が再放送決定。2月に放送された世界の音楽ドキュメンタリー8タイトルが3月14日(火)よりBS1の「BS世界のドキュメンタリー」枠で再放送されます。

●『ゴミ処分場のオーケストラ 前編』
初回:2017年2月13日(月)午後11時00分〜
再放送:2017年3月14日(火)午後5時00分〜

パラグアイにあるゴミ処分場の町を訪れた元音楽教師が、ごみから楽器を作り、貧しい子どもたちに演奏を教えようと大奮闘。廃品楽団はやがて世界中で注目を集める。(前編)

首都アスンシオン郊外のカテウラでは、ゴミの山からリサイクル可能な物を集めて収入を得る住民がほとんど。仕事で町を訪れたファビオは、学校に通えない子どもたちに音楽の楽しさを知ってもらおうと活動を開始する。高価な楽器を買う予算はないが、大工のコーラはドラム缶や水道管、フォークやスプーンを使って、美しい音色を奏でるチェロやバイオリン、フルートなどを作り出した。子どもたちは、めきめきと演奏の腕を上げていく。

●『ゴミ処分場のオーケストラ 後編』
初回:2017年2月14日(火)午後11時00分〜
再放送:2017年3月15日(水)午後5時00分〜

パラグアイにあるゴミ処分場の町を訪れた元音楽教師が、ごみから楽器を作り、貧しい子どもたちに演奏を教えようと大奮闘。廃品楽団はやがて世界で注目を集める。(後編)

ゴミ処理場で拾った廃品で楽器を作り、演奏する“ランドフィル・ハーモニック(埋め立て地の交響楽団)”。練習を重ねて演奏に自信をつけた子どもたちは、SNSの投稿をきっかけに活動の場を拡大していく。やがて世界ツアーを行うようになり、有名アーティストとの共演も果たした若き演奏家たちは自信に満ち、彼らの笑顔は生まれ育ったごみ処理場の町に希望をもたらす。

原題:Landfill Harmonic
制作:Meetai Films / Bella Voce Films / Eureka Productions /
Hidden Village Films (アメリカ・パラグアイ・ブラジル 2015年)

●『ストラディバリウスをこの手に! 若き音楽家たちの挑戦』
初回:2017年2月15日(水)午後11時00分〜
再放送:017年3月16日(木)午後5時00分〜

コンテストで勝てばストラディバリウスやグゥアルネリといった名器を借り受けられる、若手にとって千載一遇のチャンスが。カナダの若手音楽家たちの挑戦を描く。

カナダ芸術審議会は、3年ごとにコンテストを催し、11挺のバイオリンと2挺のチェロ、総額30億円の楽器を将来有望な演奏家に貸与している。名器は演奏者の表現力を向上させキャリアアップにもつながるため、コンテスト参加者は真剣そのもの。若きアーティストたちに密着し、彼らの音楽家人生を左右する楽器獲得競争を追う。彼らを温かく見守るベテラン演奏家や修理工房の職人なども登場する、音楽への愛が溢れる作品。

原題:The Instrument Bank
制作:ROTATING PLANET Productions(カナダ 2010年)

●『タッチ・ザ・ミュージック 盲目のフルート奏者が“見る”世界』
初回:2017年2月16日(木)午後11時00分〜
再放送:2017年3月17日(金)午後5時00分〜

盲目のフルート奏者、ウー・ジンの夢はいつかオーケストラと共演すること。先端技術を駆使して、ウーは指揮者の動きを感じることができるのか?世界初の試みを追う。

中国人のウー・ジンは、現在スウェーデンでフルート演奏家として活動している。いつの日かオーケストラで演奏したいと願ってきた彼女だが、それには指揮者の動きを読み取らなければならない。発明家のエレン・スンドスはウーとロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団の共演を実現しようと “指揮者の動きを感じられる”システムを開発する。彼女の強い意志とテクノロジーによって、ウー・ジンの夢は叶うのか。

原題:Touch the Music
制作:DEEP SEA PRODUCTIONS/SVERIGES TELEVISION (スウェーデン 2016年)

●『サウンドハンター』
初回:2017年2月20日(月)午後11時00分〜
再放送:2017年3月21日(火)午後5時00分〜

私たちの周りに溢れるさまざまな音。都会で、田舎で、ありとあらゆる音源を大量に採集・加工してユニークな楽曲を作り出すサウンドハンターたちの、驚きの創作活動を紹介。
パリで活動する男女デュオのポップロックバンド・KIZが案内役となり、各国のサウンドハンター達を訪ね歩く。雨音、駅のアナウンス、コーヒーを注ぐ音、さまざまな電子音・・・日常の音が音楽になり、見慣れた物が楽器になる、私たちの常識を覆すパフォーマンスの数々。編集もビデオクリップ風に凝った、アート・ドキュメンタリー。FIPA国際テレビ映像フェスティバルで金賞を獲得するなど受賞も多数。

原題:SOUNDHUNTERS
制作:a_BAHN / Camera Talk Productions (ルクセンブルク / フランス 2015年)

●『強制収容所のマエストロたち』
初回:2017年2月21日(火)午後11時00分〜
再放送:2017年3月22日(水)午後5時00分〜

ナチスの強制収容所で死亡した音楽家たちが作った歌や楽曲を発掘してきたイタリア人指揮者のフランチェスコ。遺族や収容所跡を訪ね、死を目前に音楽に託した想いを蘇らせる。

14万以上のユダヤ人が送り込まれたチェコのテレジン収容所では、多くの音楽家が犠牲となった。凍てつく寒さの中、命の灯火が消えるまで曲を書き続けた作曲家もいる。またスロバキアでは、収容所での過酷な日々や家族への思いが代々歌い継がれている。フランチェスコは死と隣り合わせの極限状態の中で生まれた美しい楽曲を収集してきた。その音楽を演奏することで、曲に込められた音楽家たちの想い、平和への願いを現代に伝える。

原題:THE MAESTRO in search of the last music
制作:Intutition Films & Docs/Les Bon Clients(フランス 2016年)

●『ミセス・バッハ〜バロックの名曲は夫人によって書かれた〜』
初回:2016年3月28日(月)午後5時00分〜
再放送:2017年2月22日(水)午後11時00分〜
再放送:2017年3月23日(木)午後5時00分〜

バッハの作品を作曲したのは、実は本人ではなく妻だった?!この噂を解明するため、古典音楽と筆跡鑑定の専門家らが協力して徹底調査。埋もれた歴史の真実が浮かび上がる。
ニューヨーク・フェスティバル 芸術部門 金賞

バッハの作品を作曲したのは、実は彼の妻だったのではないかという、音楽ファンの間ではよく知られた話の真偽を解明するため、古典音楽の研究家が筆跡鑑定や文書分析の専門家らと共に調査に乗り出す。バッハの2番目の妻アンナ・マクダレーナは声楽家であり、バッハ後期の作品の原譜には、彼女の署名がある。アンナはバッハの音楽に多大な貢献をしたものの、その功績は後世に語られることがなかった。果たしてその真実とは?

原題:Written by Mrs. Bach
制作:glasGOw films /LOOKS (イギリス 2014年)

●『ソニータ 〜アフガニスタン難民 少女ラッパーは叫ぶ〜』
初回:2016年8月2日(火)午前0時00分〜
再放送:2017年2月23日(木)午後11時00分〜
再放送:2017年3月24日(金)午後5時00分〜

イランで暮らすアフガニスタン難民の少女が、慣習に従って親が決めた結婚を拒否し、ラップ音楽で成功するという夢を追う。サンダンス映画祭審査委員賞などを受賞した作品。

反政府武装勢力・タリバンの影響力が強まるアフガニスタンから隣国・イランに逃れ、NGOの支援で暮らす18歳のソニータ。母親は古くからの慣習どおり見ず知らずの男性に娘を嫁がせようとするが、彼女にその意志はない。「なぜ自分の人生を選べないの?」。友だちが次々と結納金と引き換えの結婚を強いられるなか、ソニータはアフガニスタンの少女たちが抱える怒りや悲しみをラップ音楽にぶつけ、次第に才能を開花させる。

原題:Sonita
制作:国際共同制作/NHK/KBS/PTS/MediaCorp/TAG/TRAUM/Intermezzo Films(スイス/ドイツ/イラン 2015年)

※BS1「BS世界のドキュメンタリー」公式サイト
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/