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ディラン・グループ 2016年・東京公演のライヴ・アルバム『Regrouped: Live in Tokyo』を3月発売

2017/02/20 00:26掲載
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The Dylan Group / Regrouped: Live in Tokyo
The Dylan Group / Regrouped: Live in Tokyo
マイス・パレード(Mice Parade)の原型として知られるギターレスの4ピース・バンド、ディラン・グループ(The Dylan Group)。アダム・ピアース、ディラン・クリスティを中心にオリジナル・メンバーで再結成して行われた2016年ジャパン・ツアーから東京公演の音源を収録したライヴ・アルバム『Regrouped: Live in Tokyo』が発売決定。デジタル・ダウンロード版が3月10日にリリースされます。リリース元はAFTERHOURS。アルバムには新曲未発表曲(2曲)、ライヴ初演奏のナンバーも多数収録。

以下、インフォメーションより

本作は2016年に再結成され来日したディラン・グループの東京公演を収録したキャリア初のライヴ・アルバム。ディラン・グループは現在も活動するマイス・パレードのオリジナル・バンドで、96年から2001年までの5年間活動した。ポスト・ロックがシカゴを中心に産声を上げたまさにそのとき、ブルックリンからそれに呼応する形でデビューしたバンドがディラン・グループで、日本は元よりワールドワイドで人気を博した伝説のバンドと言っていい。バンドのオリジナル・メンバーだったアダム・ピアースとディラン・クリスティはその後ディラン・グループを発展的に解散し、マイス・パレードを結成して現在も活動している。
バンドの再結成に合わせて行われたジャパン・ツアーには、マイス・パレードは元より、リー・ペリーやソウルIIソウルとの共演で知られるダブ・マスター、ブランドン・ナイツを英ブライトンからミキサーとして招聘し、見事なダブ・ミックスをリアルタイムで披露した。

アダム・ピアース自身によるアルバム解説

1996年にディラン・グループはファースト・アルバム『It's All About (Rimshots & Faulty Wiring)』をリリースした。とてもエクスペリメンタルで、ドラムとヴィブラフォンをベースにした冒険的な宅録アルバムで、ワールドワイドで複数プレスされたレコードは瞬く間にソールド・アウトとなった。創立メンバーのアダム・ピアースとディラン・クリスティに二人のメンバーが加わり、4人組のライヴ・バンドとして大規模なツアーが始まった。そしてアダムとディランがギアをスイッチしてマイス・パレードのツアーを始める前に、もう2枚のスタジオ・アルバムをリリースしている。

ファースト・アルバムのリリースからちょうど20年後、2016年の春、ディラン・グループは限られたリユニオンのライヴのために、また「再結成」された、またその音楽は、スキルアップした熟練のミュージシャンにより演奏された、今までにないほど自由なものだった。スリリングで、ルーズで、時に楽しく、観客は心地よく踊る。『Regrouped: Live in Tokyo』はこれらの魅力的なパフォーマンスのひとつをレコーディングしたものだ。
このアルバムにはリリースされていない新曲が2曲収録されている。「A Hue From the Land of Plinky」と「Back In My Day」だ。これらは2001年に行われたファイナル・ツアー の間に、サウンドチェックのインプロヴィゼーションから作られていったもので、リユニオンのライヴのためのリハーサルまで忘れ去られていたものだった。しかし古いライヴ・テープを聴いた時、「ああ、僕らはこんな曲があったことを忘れてたよ、でもすごく面白い! これを演奏しよう!」となった。

加えて、本作の2曲目である「Bittersweet」は、ライヴで今までに一度も演奏したことのない曲だ。これはファースト・アルバムの1曲目に収録されていて、バンドが今までに作った最も興味深いスタジオ・レコーディングのひとつのはず。でもファンは今までに「Bittersweet」がライヴで演奏されたのを聴いたことがないんだ。

ディラン・グループを初めて日本に呼んだのはアフターアワーズだった。90年代後半から2000年初頭にかけて、とても成功したツアーをアレンジしてくれた(ほとんどの外国のインディ・バンドが通常、演奏する機会がある場所より以上に、日本国中の多くの場所で、ある時は10日間にも渡ってツアーした)。だからディラン・グループにとって、このリユニオン・ツアーをアフターアワーズと共に行うことは自然なことだった。

2016年の春、東京でもうひとつの20周年があった。それは素晴らしいライヴ・ハウス、渋谷O-Nestである。ディラン・グループの20周年記念アルバムである『Regrouped: Live in Tokyo』は、O-Nestの20周年祭の間にO-Nestにてレコーディングされた。なんてパーフェクトなんだろう。

そしてもうひとつ。このツアーのために、ディラン・グループはUKの「ダブ・ウォーリアー」、僕らの偉大な友人である、ブランドン・ナイツ(リー・ペリー、ソウルIIソウル、レヴォリューショナリー・ダブ・ウォーリアーズ、マイス・パレード)をライヴ・サウンド・ミキサーとして同行した。彼独自のインプロヴィゼーション、ダブ・ディレイ、そしてスウィープをこのアルバムのいたるところで聴くことができる、素晴らしいエフェクトとして。

http://www.afterhoursmagazine.jp/main/label/the_dylan_group_regrouped_live_in_tokyodigital.php
●『Regrouped: Live in Tokyo』

1. The Pipes (Live)
2. Bittersweet (Live)
3. A Hue From the Land of Plinky (Live) *新曲未発表曲
4. Back In My Day (Live) *新曲未発表曲
5. The Crunch (Live)
6. Sandcastles (Live)
7. The Road I Know (Live)
8. Some Kind of Lullaby (Live)
9. Let It Sit (Live) 10 Avila (Live)