アーケイド・ファイアの映像作品『The Reflektor Tapes / Live at Earls Court』から「The Suburbs」のライヴ映像が公開

2010年の3rdアルバム『ザ・サバーブス』、2013年の4thアルバム『リフレクター』が連続して英米のチャートでナンバーワンを獲得。2014年にはフジロックフェスティバルでヘッドライナーを務め、日本のロック・ファンを沸かせたアーケイド・ファイア。今作は彼らの最新作である『リフレクター』を題材にしたドキュメンタリー映画で、2015年のトロント映画祭でお披露目され注目。ファンン待望の作品が遂に日本でも登場することとなった。ビヨンセのアルバム『レモネード』で共同監督としてクレジットされたカリル・ジョセフが監督を務め、ハイチ、ジャマイカ、モントリオール、ロサンゼルス、ロンドンといった各地で行われたライヴやスタジオでのレコーディング、街の風景や人々といった様々なシーンをコラージュしたような、アーティストや監督の映像や編集へのこだわりが感じられ、ドキュメンタリー映画でありながらも美しいアート・フィルムのように仕上げられた。とりわけ、レジーヌ・シャサーニュのルーツであるハイチでのレコーディングのシーンや彼女自身の発言から語られるハイチ音楽からの影響、そしてアルバム『リフレクター』の製作過程までが浮き彫りとなり、ファンなら見逃せない内容となっている。映画本編のほかにボーナス映像として『リフレクター』発売前にアメリカのTV番組「サタデーナイト・ライヴ」で披露された「ヒア・カムズ・ザ・ナイトタイム・スペシャル」を20分に渡り収録。「リフレクター」「ウィ・イグジスト」「アフターライフ」のPVのほか、2013年のYoutubeアワーズで披露された「アフターライフ」を収録。これはスパイク・ジョーンズが監督し、グレタ・ガーウィグが登場する、ライヴ演奏をバックに生でPVを作っていくという興味深い映像となっている。ディスク2には2014年6月6日の英国ロンドン、アールズ・コートでのライヴを全編収録。2014年7月のフジロック・フェスティバルでのセットリストと近いものとなっており、日本のファンにとって堪らないライヴ映像だ。さらにディレクターズ・カット・トラックスを5曲収録していることも注目してほしい。