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ドキュメンタリー『北の国から35周年 倉本聰が語る秘められた真実』がBSフジで1月放送、『北の国から』の一挙放送も

2016/12/26 18:19掲載
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北の国から (c)BSFUJI
北の国から (c)BSFUJI
倉本聰のドキュメンタリー2本、『北の国から35周年 倉本聰が語る秘められた真実』と『ドキュメント 走る〜密着400日!倉本聰 最後の舞台』がBSフジで2017年1月に放送。また12月26日からは連続ドラマ『北の国から』の一挙放送が同局でスタートしており、また2017年1月8日からは毎週日曜夜に過去に放送された『北の国から』スペシャルドラマが再放送されます。

<放送スケジュール>

■12月26日(月)〜1月6日(金)9:00〜11:00
『北の国から』(全24話)

■2017年1月1日(日)18:00〜18:55
『ドキュメント 走る〜密着400日!倉本聰 最後の舞台』

■2017年1月8日(日)18:00〜18:55
『北の国から35周年 倉本聰が語る秘められた真実』

■2017年1月8日(日)〜2017年3月19日(日) 毎週日曜夜
『北の国から』スペシャルドラマ 
☆2017年1月8日(日)21:00〜22:55 『北の国から '83冬』

●番組サイト
http://www.bsfuji.tv/kitanokunikara/

<番組内容>

■2017年1月1日(日)18:00〜18:55
『ドキュメント 走る〜密着400日!倉本聰 最後の舞台』

本家のみならず舞台演出家としても活躍してきた倉本聰。彼が今、挑もうとしているのは、最後の舞台と公言する『走る』。彼は今、気力、体力のすべてをこの舞台にぶつけている。倉本はこの作品をどのような想いで創り上げているのか。今回の舞台には、「マッスル・ミュージカル」で世界中に名をはせ、肉体にこだわる当代一の演出家・中村龍史も参加。さらに、一般オーディションによって選ばれた面々の出演も決まっている。
2015年11月、東京、札幌で200名を超える人々がオーディションに参加した。役者として輝きたい者、このチャレンジで自分自身を変えたい者。さまざまな思いを胸に、演出家・倉本聰と向き合う。
情熱をかけ舞台に臨む倉本、そして中村、キャストたちの400日の闘いの日々に密着する。

<富良野GROUP公演2017冬『走る』概要>
「走る」は、文字通り演者が舞台を縦横無尽に駆け抜ける一大エンターテイメント。ランナーたちが「走る」姿を通して、「人生」が描かれる「人間ドラマ」に仕上がっている。
脚本家の倉本聰が、1984年に設立した役者と脚本家を養成する「富良野塾」は、2010年に閉塾するまでの26年間に、数々の舞台作品を発信し続けた。中でも、この『走る』は、1996年のアトランタオリンピックで、2度目のメダリストになったマラソンの有森裕子の“走る”そのひたむきな姿と、1年間にわたって彼女の残した心の記憶と告白に感動した倉本が、表現術を駆使して描いた舞台作品。
元々、自分が一生を捧げた映画・ドラマ・演劇が届ける感動が、こうしたスポーツがもたらす大きな感動になぜ及ばないのかという葛藤を、長年感じていた倉本。
一流のアスリートたちが、4年に一度のチャンスにかける真剣さ、世界を目指す夢にかけるストイックな姿勢。その「本気」と「覚悟」。その底辺にある「根性」。もはや死語になってしまった感のある、それら日本人の美徳が、まだスポーツの世界にはしっかりと残っていることを感じた倉本は、大胆に「スポーツ」と「演劇」の融合を図る。
人は誰しも「人生」という果てしないコースのランナーであり、先の見えない異なるゴールを目指しながらも、走る中で感じた「生きる」という人生の大きな使命を果たすため、自身の壁にぶつかり、転びながらも一歩ずつ進んでいる。
「走る」という作品は、過去に富良野でしか上演されたことがなく、今回が初めての全国ツアーとなるが、倉本は現在この「走る」という作品を、2020年の「東京オリンピック」を見据え世界に発信できる作品にすべく構想中である。

■2017年1月8日(日)18:00〜18:55
『北の国から35周年 倉本聰が語る秘められた真実』

―僕は2年前、東京を捨てた
北海道の中央部、十勝連峰と芦別夕張山系に抱かれる富良野という町の町はずれ、小さな森の中にすんでいる。
東京をはなれこの土地に根を下ろしながらいろいろなことを経験した。
何よりもここに暮らしてみて人間関係の輪を拡げるなかで最も切実に感じることは、ここには生活を金では買わない人々がまだまだ生きているということであった。

こんな書き出しで始まった23枚に及ぶ企画書。都会の暮らしに慣れた倉本が、自ら北の大地に根を下ろし、その暮らしの中で向き合った自然の脅威。一方、それを知り、自然と折り合いながら生きている北の大地の人々。そこには都会人が忘れた、生きることのあるべき姿があった。
そんな北の大地・富良野でつづられた物語「北の国から」。

―純が初めて父を尊敬し、そうして生きていくことの本当の意味を知る、いわば一人の少年の思春期の遍歴をたどりたいと思います。

企画書にこう記した、脚本家 倉本聰の思いとは…。番組では、倉本が35年前に記した企画書にフォーカスし、ロングインタビューを通じて知られざる真実をひもといていく。

・倉本聰はなぜ富良野という地でメッセージを発信し続けたのか
・倉本が脚本を書く上で必ずする作業がある。その作業に込められた想いとは?
・「北の国から」を通して次の世代に贈るメッセージとは?

35年という歳月を経て育まれた作品の原点、その根となるものはいったい何なのか。一つの種が大きな森になり、そこに生きる者を豊かにしていく。そんなテーマに基づき、倉本の秘められた想いを聞く。