
日本発アナログ合体家電『大ラジカセ展』 Photo:HARUMI OBAMA
ラジカセとそのカルチャーを楽しむ展覧会<日本発 アナログ合体家電「大ラジカセ展」>の詳細が明らかに。東京では12月9日(金)〜12月27日(火)に東京・池袋のパルコミュージアムにて開催されます。
今春に大阪で開催されて好評を博した本展では、ラジカセデザインの魅力を伝えるとともに、ラジカセの普及とともに進化したカルチャーの紹介、カセットテープの音や、ラジオがもっと楽しくなる体験コーナーなど、ラジカセの魅力を多角的に紹介します。
<日本発 アナログ合体家電「大ラジカセ展」>
[会 場]
PARCO MUSEUM パルコミュージアム
池袋パルコ 本館7F
東京都豊島区南池袋1-28-2
[期 間]
2016/12/09 (金) -2016/12/27 (火)
10:00〜21:00
※最終日は18:00閉場。 ※入場受付は閉場の30分前まで。
[入場料]
一般500円・学生400円(税込)・小学生以下無料
◎
ご提示で入場無料
ご提示で入場料半額
※ご本人様に限ります。 ※複数割引サービスの併用不可。
※前売り券制度はございません。
ノスタルジーだけじゃない新しさ。ラジカセとそのカルチャーを楽しむ展覧会。
「ラジカセ」。
その重くて大きな箱にはアナログの魅力がぎっしり詰まっています。
日本生まれの「ラジカセ」が日本だけでなく海外で普及した背景には、ファッションのトレンドも大きく影響しています。
80'Sファッションにあわせたポップで女性向けのコンパクトなデザインのラジカセが日本では登場し、ニューヨークではビッグスケールの「ラジカセ」は、ファッションの一部としてヒップホップの象徴となりました。ポータブルでより個に近い家電の「ラジカセ」だからこそライフスタイルやファッションを反映し、そのデザインも多様になったと言われています。
場所も世代もボーダーレスな家電「ラジカセ」の持つデザインの多様性とそこから生まれたカルチャーを、日本随一のラジカセ・家電蒐集家 松崎順一氏がナビゲート。カセットテープ、レコード盤とともにアナログ回帰の盛り上がりをみせている今、ノスタルジーだけではなく新たなアクセスツールとして注目されているラジカセ。
また日本ではじめてカセットテープが発売されて50年を迎え、ラジカセとあわせてカセットテープの人気も再燃しています。
若い世代には新鮮で、バブル世代には共感と体験の共有となるラジカセ。
本展では「ラジカセ」のデザインを紹介するだけでなく、カセットテープ、ラジオの魅力そしてその背景にあるカルチャーもあわせて紹介します。
■監修者プロフィール
松崎順一 Junichi Matsuzaki
デザインアンダーグラウンド主宰・家電蒐集家・Retrofitter
幼少期より「秋葉少年」としてラジオの製作・電子工作・アマチュア無線などを趣味に家電と親しむ。
2003年に「デザインアンダーグラウンド」設立。現代のプロダクツが失った物が過去にあるとの認識で、レトロフィッターとして日々廃棄された家電を発掘し、日本のみならず世界へ古い家電を蒐集し廻り現代に蘇らせている。
現在、主としてラジカセをベースとしてアナログ作品を通して未来の家電のあり方を提案している。
パスザバトン表参道店で現代をアナログ録音して未来に残す「松崎順一展TOKYO SAMPLING」の開催、「エルメス」、「コンランショップ」他におけるディスプレイ協力、NHKドラマ『メイド イン ジャパン』、朝の連続ドラマ『とと姉ちゃん』ほか多数の番組の家電に関する監修に携わる。
現在、自身がプロデュースするラジカセブランド『MY WAY』(2017年1月発売予定)を皮切りに、新しい家電を発信している。
展示内容 - 1
●「ラジカセ」大集合

Photo : harumi obama
メイドインジャパンのプライドが詰まった究極の合体家電「ラジカセ」はデザインと性能により世界中に広まりました。本展では日本随一の家電蒐集家・松崎順一さんの5000点にもおよぶラジカセコレクションから100台超をセレクトし展示紹介します。
美しいデザインのラジカセをはじめ、テレビやキーボードなどプラス発想の暴走のような多機能ラジカセ、hiphopの象徴となった巨大なラジカセなどシンパシーを感じずにはいられないラジカセが100台以上登場します。
●「ラジカセ」文化満載
【カセットマガジン】
カセットテープがついた雑誌。新しい音楽や表現をカセットテープで発信していました。
本展では、フジカセットテープのノベルティとして話題になったYMOのカセットマガジン「テクノポリス」他も展示。また、1980年代のアート&ミュージックマガジンとして伝説のカセットマガジ「TRA」の全てを特別公開します!
【HIPHOPとビッグスケールラジカセ】
チャーリー・エーハン監督による映画「Wild Style」は1983年に公開された史上初のヒップ・ホップムービー。この作品によりヒップホップというカルチャーを世にしらしめた金字塔的な映画です。映画に登場しているのは日本製のラジカセ。その後発売されたヒップホップMCたちのアルバムには日本製のラジカセが多く登場しmade in JapanのBoombox=ラジカセがヒップホップの象徴になりました。
本展では、ビッグスケールラジカセとともにレコードジャケット等も展示。映画「Wild style」のトレーラーも公開します!
展示内容 - 2
●カセットアート「カセットは語る」

自身のマスターテープを前に語るみうらじゅんさん
本展ではクリエイターによるカセットコレクションおよびカセットアートを紹介します。中学生の頃から撮り溜めたカセット愛を語るみうらじゅん氏の映像、高校時代に師匠ビートたけしさんのANNを録音した大切なカセットコレクションを展示する水道橋博士氏ほか、それぞれのアプローチでカセットテープの魅力を紹介します。
松崎順一さんセレクトによるカセットラベルのデザインも登場します。
[参加クリエイター]
安齋肇、伊藤桂司、小町渉、水道橋博士、スージー甘金、ステレオテニス、テリー・ジョンスン、常盤響、永井博、西寺郷太(NONA REEVES)、みうらじゅん、ミック・イタヤ、三戸なつめ、峯田和伸(銀杏BOYZ)、本秀康、リッキー、和田ラヂヲ (敬称略・五十音順)
●ラジオ+カセット=「ラジカセ」体験
カセットテープで新譜をリリースするアーティストが増えています。本展では、デジタル音源とは違うカセットの音、ラジカセ独特の操作感を体験いただけます。
また、ラジオ各局の伝説の番組の一部が聴けるコーナーが登場!タイムテーブルなどの貴重なアイテムも展示します。なりきりDJフォトスポットコーナーも!
大ラジカセ展ショップ
ヴィンテージラジカセや、ミュージックテープ、TOKYO CULTUART by BEAMS、diskunionの雑貨などが揃う期間限定のショップがオープン。カセット愛のつまったこだわりのお店「waltz」のミュージックテープとオリジナルトートバッグも登場します。
また、本展監修・松崎順一氏プロデュースの新作ラジカセも予約販売予定!
ナタリーストアによる展覧会を記念したスペシャルなアイテムも発売予定です。
●展覧会オリジナルアイテム
・展覧会オリジナル カセットメモ 540円

・展覧会オリジナル クリアファイル各324円

※価格表示は全て税込です。商品、展示内容は都合により変更になる場合がございます
詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
http://www.parco-art.com/web/museum/exhibition.php?id=1029
●公式HP
大ラジカセ展公式HP:http://dairadicasseten.haction.co.jp/