シド・ヴィシャス(Sid Vicious)と恋人ナンシー・スパンゲンの愛と生涯を描いたドキュメンタリー映画『SAD VACATION - the last days of Sid and Nancy』の日本公開が決定。『SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー』の邦題で、12月17日(土)より新宿K's cinema、渋谷ユーロスペースより全国公開されます。
本作は、シド・ヴィシャスと恋人ナンシー・スパンゲンの破滅的で激しい恋愛模様と、1978年チェルシーホテルの100号室で、どの様に二人の関係に終止符が打たれたのかをクローズアップした映画である。未だ謎の多いナンシーの死について、目撃情報を語る友人や関係者を通じその真実を暴く内容となっている。幼少期から衝撃的な最期まで、二人それぞれ初公開となる秘蔵映像や写真を用いて生涯が綴られるほか、シルヴェイン・シルヴェイン (ニューヨークドールズ)、リー・ブラック・チルダース、スティンカー(ピュアヘル)、シンシア・ロス(ザ・ビーガールズ)ボブ・グルーエン(写真家)、マルコム・マクラーレンなど、彼らと親交を持ったアーティスト達のインタビューも多数収録されている。監督はザ・クラッシュのドキュメンタリー『ザ・ライズ &フォールズ・オブ・クラッシュ』や、ジョニー・サンダースの破天荒な生涯を追った『Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡』を手掛けたスペイン人監督ダニー・ガルシア。本作の完成時に監督は、「ずっと二人に憧れて育ちました。でも、この映画を手掛けて初めて、彼らのことをようやく少し理解できた気がしています。」と感慨深い様子だった。また、同時に解禁となりましたポスタービジュアルは、シド・ヴィシャスとナンシー・スパンゲンが仲よさげに肩を組んでいる写真が目立つビジュアルとなっている。映画『SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー』は、12月17日(土)より新宿K's cinema、渋谷ユーロスペースほかで公開。