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チェス・レコードのフィル・チェスが死去

2016/10/20 03:25掲載(Last Update:2016/10/20 05:55)
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Phil Chess
Phil Chess
シカゴの伝説的ブルース/R&Bレーベル「チェス・レコード」を兄レナードと共に設立したフィル・チェス(Phil Chess)が10月19日、米アリゾナ州ツーソンにある自宅にて死去。シカゴの新聞Chicago Sun-Timesや音楽サイトstereogumが訃報を伝えています。95歳でした

●フィル・チェス(wikipediaより)
フィル・チェス(Phil Chess) として知られる、フィリップ・チェス(Philip Chess、1921年 - )は、ポーランド系アメリカ人の音楽プロデューサー、実業家であり、兄レナードとともにチェス・レコードの共同創設者である。

フィシェル・チシュとして、ポーランドのチェンストホヴァのユダヤ人コミュニティに生まれた。1928年、兄レイゾル (Lejzor)、姉マルカ (Malka) と母とともに、先に渡っていた父を追ってシカゴに来た。一家の姓は、チェス (Chess) に変えられ、レイゾルはレナードに、フィゼルはフィリップになった。

1946年、アメリカ陸軍を除隊になったフィルは、レナードが運営にあたっていた人気クラブ「マコンバ・ラウンジ(英語版)』に加わった。2年後、レナードは様々な音楽を幅広く録音していた地元の会社アリストクラット・レコード(英語版)の共同経営者となり[2]、フィルも1950年にこれに加わった。この会社はチェス・レコードと社名を変え、リズム・アンド・ブルースに注力するようになり、マディ・ウォーターズ、ボ・ディドリー、サニー・ボーイ・ウィリアムソンII、ロバート・ロックウッド・ジュニア、エタ・ジェイムズ、チャック・ベリーといったアーティストたちと契約を交わして、吹き込みを行なった。フィル・チェスは、こうしたアーティストたちによる、後に大きな影響を与えたブルースやロックンロールの吹き込みの多くを手がけた。1950年代から1960年代はじめにかけて、同社は成功を収めて事業も拡大し、1968年にはGRTに売却された。