トルコ音楽の700年 オスマン帝国からイスタンブールの21世紀へ
日本人には馴染みが薄いものの、豊かな世界が広がるトルコの音楽。その700年の歴史と現在を見通す新刊『トルコ音楽の700年 オスマン帝国からイスタンブールの21世紀へ 』がDU BOOKSから10月14日発売。著者はジプシー研究で知られる関口義人
以下、インフォメーションより
「音楽王国」というキャッチフレーズが先行しているわりに、これまであまり日本では知られていなかったトルコ音楽について、その歴史から現在まで紹介しています。ジャンルは、オスマン帝国時代の古典、民謡、宗教音楽ロック、ポップス、ジャズ、ヒップホップなど多彩です。国内にも愛好者の多いベリーダンスと、その伴奏音楽、ジプシー音楽との関連も解説します。
・アラブ音楽とトルコ音楽はどう違うの?
・独特の音階の理由は?
・トルコの若者は何を聴いている?
・トルコ語とヒップホップの愛称は?
・いまでもサイケデリック音楽が流行ってるの?
などなど。
トルコ音楽に関する興味や疑問を持ったら本書のページをめくってください。
目印は、雄大な自然をバックにサズ(トルコの民族楽器)を弾くトルコのおじさん。書店の棚でこのおじさんとターコイズブルーのカバーを見かけたら、ぜひ手に取ってください!
●『トルコ音楽の700年 オスマン帝国からイスタンブールの21世紀へ 』
<著者について>
関口義人(せきぐち・よしと)
1950年、東京生まれ。商社勤務で東欧各地に駐在。退社し帰国後、音楽評論および1998年からジプシーの取材・執筆活動を展開。桜美林大学講師。主な著書に『ジプシー・ミュージックの真実』『オリエンタル・ジプシー』(青土社)、『ジプシーを訪ねて』(岩波書店)、『ヒップホップ! 黒い断層と21世紀』(青弓社)、『ユダヤ・リテラシーの視界 アブラハムはディズニーランドの夢を見たか』(現代書館)、『ベリーダンス 伝統と革新のあいだで』(彩流社)ほか。