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音楽評論家・相倉久人が最後に語りおろした日本ポップス文化論 『相倉久人にきく昭和歌謡史』が発売

2016/09/04 02:55掲載
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相倉久人にきく昭和歌謡史
相倉久人にきく昭和歌謡史
ジャズ〜ロック評論で時代を画した音楽評論家・相倉久人が最後に語りおろした日本ポップス文化論。『相倉久人にきく昭和歌謡史』がアルテスパブリッシングから9月10日発売

以下、インフォメーションより

卓抜なジャズ評論で時代を画した著者が最後に語りおろした日本ポップス文化論!

昨年7月、自選評論集『されどスウィング』刊行と同時に惜しくも世を去った音楽評論の大家・相倉久人の没後初となる著作。

エノケン、美空ひばり、服部良一、坂本九、クレージーキャッツ、軍歌、百恵・聖子・明菜・奈保子、ユーミン、大瀧詠一、シャ乱Q⋯⋯
戦前・戦中のヒット曲・軍歌から、戦後のアイドル、ニューミュージックまで全10回、流行歌を通して昭和を見る!

本書は2012〜14年に行った連続対談を再構成・書籍化したものです。

「芸能ってのはお客さんに喜んでもらえなきゃしょうがない。でも、たどり着く頂点はアートと同じですよ」──相倉久人

http://artespublishing.com/
●『相倉久人にきく昭和歌謡史』
相倉久人 著松村洋 編著
9784865591460
定価:本体 2000 円【税別】
四六判・並製320頁
発売日:2016年9月10日
ISBN:978-4-86559-146-0 C0073
ジャンル:歌謡曲/J-POP
装丁:nu

<プロフィール>
☆相倉久人(あいくら・ひさと)
1931年、東京都生まれ。東京大学文学部美学美術史学科中退。学生時代にジャズに傾倒し、評論を手がけるかたわら、新宿ピットインで司会を務めるなど、ジャズの現場に深く関わった。70年代以降は活動の場をロックやポップスにも広げ、現在に至る。主な著書に『至高の日本ジャズ全史』(集英社新書)、『新書で入門ジャズの歴史』(新潮新書)、『相倉久人のジャズ史夜話』(アルテスパブリッシング)、『されどスウィング』(青土社)のほか、『モダン・ジャズ鑑賞』『現代ジャズの視点』『ジャズからの挨拶』『ジャズからの出発』『相倉久人の“ジャズは死んだか”』『機械じかけの玉手箱』『ロック時代──ゆれる標的』などがある。2015年没。

☆松村 洋 まつむら・ひろし
1952年大阪生まれ。音楽評論家。とくに沖縄の音楽文化、タイを中心とした東南アジアのポピュラー音楽文化、流行歌を通した日本近現代史の考察に力を注ぐ。映画評、書評なども多数執筆。主な著著に『日本鉄道歌謡史(1・2)』(みすず書房)、『唄に聴く沖縄』(白水社)、『アジアうた街道』(新書館)ほか、共著に細川周平編著『民謡からみた世界音楽』(ミネルヴァ書房)、井上貴子編著『アジアのポピュラー音楽』(勁草書房)などがある。