旅先の美しく雄大な風景に、アイリッシュ系の音楽が印象的。最愛の夫を亡くして絶望に沈む女性が、亡き夫からの手紙をきっかけに再生する姿を描く映画『P.S.アイラブユー』がNHK BSプレミアムにて10月20日(木)放送。
監督は「マディソン郡の橋」の脚本家リチャード・ラグラヴェネーズ。「ボーイズ・ドント・クライ」、「ミリオンダラー・ベイビー」で二度のアカデミー主演女優賞に輝くヒラリー・スワンクと、「オペラ座の怪人」のジェラルド・バトラーが共演。
●『P.S.アイラブユー』
NHK BSプレミアム 10月20日(木)午後1:00〜3:07
<あらすじ>
ニューヨークに住むホリー(ヒラリー・スワンク)とジェリー(ジェラルド・バトラー)は、時に喧嘩をしつつも幸せな日々を送る夫婦だった。だが、二人を突然の悲劇が襲う。ジェリーが脳腫瘍に冒され、亡くなってしまったのだ。陽気で情熱的、歌好きなアイリッシュの夫を失ったホリーは失意のどん底に突き落とされ、家に引きこもってしまう。ホリーの30歳の誕生日。心配して訪れた母親パトリシア(キャシー・ベイツ)が目にしたのは、荒んだ生活を送るホリーの姿だった。そこへ突然、贈り物が届けられる。その箱に入っていたのは、ジェリーが残したメッセージ入りのテープレコーダーとバースデーケーキだった。思わぬ贈り物に喜びと驚きを隠せないホリー。彼女は、“友達と誕生日を祝ってくるように”というジェリーからのメッセージに従って夜の街へ繰り出すのだった。翌日、二日酔いのホリーのもとへジェリーからの手紙が届く。それは、前夜のメッセージにあった“これからいろんな方法で僕から手紙が届く”という約束どおりだった。以後、様々な方法でジェリーから消印のない手紙が次々と届く。その手紙の最後は、必ず“P.S.アイラヴユー”という言葉で締められていた。元気を取り戻したホリーは手紙に従って、二人が初めて出会ったジェリーの故郷アイルランドを訪れる。親友とともに釣りを楽しみ、バーを訪れるホリー。だが、そこで知り合ったウィリアム(ジェフリー・ディーン・モーガン)が“ゴールウェイ・ガール”を歌い出したとたん、店を飛び出してしまう。それは、ジェリーと出会ったときの思い出の曲だったのだ。現実に引き戻され、突然の孤独感に襲われたホリーは、どうしようもない寂しさをパトリシアにぶつける。そして、ついに届いた最後の手紙。だが、そこからが彼女の本当の人生の幕開けだった……。
【製作】ウェンディ・ファイナーマン、ブロデリック・ジョンソン、アンドリュー・A・コソーヴ、モリー・スミス
【監督・脚本】リチャード・ラグラベネーズ
【原作】セシリア・アハーン
【脚本】スティーブン・ロジャーズ
【撮影】テリー・ステイシー
【音楽】ジョン・パウエル
【出演】ヒラリー・スワンク、ジェラルド・バトラー、ハリー・コニック・ジュニア、キャシー・ベイツ ほか
製作国:アメリカ
製作年:2007
原題:P.S. I LOVE YOU
備考:英語/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ