音楽と雑音はどこが違う? 絶対音感は必ずしも役に立たない? 楽器はなぜ快い音を出すのか?アナログとデジタル、音がよいのは? なぜ短調は悲しげに聞こえるのか? クラシックとロックの名曲の共通点とは?
作曲と演奏をこよなく愛する物理学者が、科学とユーモアを駆使して妙なる調べの秘密に迫る。文庫本『響きの科学―名曲の秘密から絶対音感まで』が早川書房から8月5日発売。
楽譜や理論が苦手な人にもすっきりわかり、音楽の喜びがぐんと深まる名講義です。
本書は2011年に出版された『響きの科楽』を改題文庫化したものです。
●『響きの科学─名曲の秘密から絶対音感まで』
著:ジョン・パウエル
訳:小野木 明恵
価格:1,015 円(税込)
原書名:How Music Works
ISBN:9784150504731
刊行日:2016/08/05
<ジョン・パウエル:John Powell>
物理学者・ミュージシャン。イギリスのノッティンガム在住。インペリアル・カレッジ・ロンドンで物理学の博士号を取得し、シェフィールド大学で作曲の修士号を得る。現在、ノッティンガム大学とルレオ大学で物理学を、シェフィールド大学で音楽音響学を教えている。執筆と教育のみならず、各地のパブでギターを演奏することに情熱を燃やす。2016年、本書の続篇Why You Love Musicを刊行し、音楽と科学をめぐる思考、そして愛をさらに深めている。