『ゴジラ』の映画音楽でも知られる作曲家・伊福部昭が綴る、音楽への招待。著書『音楽入門』が、映画『シン・ゴジラ』にあわせての待望の文庫化。KADOKAWA/角川学芸出版から6月18日に発売されています。解説:鷺巣詩郎
●『音楽入門』
著者:伊福部昭
発売日:2016年06月18日
電子書籍配信日:2016年06月18日
定価(税込): 821円
文庫判
ISBN 978-4-04-400164-3-C0173
角川学芸出版
※以下、インフォメーションより
真の美しさを発見するためには、
教養と呼ばれるものを否定する位の心がまえが必要です――。
土俗的なアイヌ音楽に影響を受け、
日本に根ざす作品世界を独学で追求した作曲家、伊福部昭。
語りかけるように綴られた音楽芸術への招待は、
聴覚は最も原始的な感覚であり、本能を揺さぶるリズムにこそ
本質があるとする独自の音楽観に貫かれている。
「ゴジラ」など映画音楽の創作の裏側を語った貴重なインタビューも収録。
解説:鷺巣詩郎
[目次]
序
はしがき
第一章 音楽はどのようにして生まれたか
第二章 音楽と連想
第三章 音楽の素材と表現
第四章 音楽は音楽以外の何ものも表現しない
第五章 音楽における条件反射
第六章 純粋音楽と効用音楽
第七章 音楽における形式
第八章 音楽観の歴史
第九章 現代音楽における諸潮流
第十章 現代生活と音楽
第十一章 音楽における民族性
あとがき
一九八五年改訂版(現代文化振興会)の叙
二〇〇三年新装版(全音楽譜出版)の跋
インタビュー(一九七五年)
解説 鷺巣詩郎