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演出家・蜷川幸雄をしのんだ追悼番組がNHKで放送決定

2016/05/13 23:53掲載
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蜷川幸雄
蜷川幸雄
5月12日に亡くなった演出家・蜷川幸雄をしのんだ追悼番組がNHKで放送決定。過去に放送された番組の再放送に加え、再編集番組やドキュメンタリーも放送されます。

●「喝采〜蜷川幸雄と老年俳優たち〜」
(平成27年5月6日に総合テレビで放送したもの)
【放送予定】5月15日(日)[BS1] 前0:00〜0:49 ※14日(土)深夜

●蜷川幸雄のクロスオーバートーク「ジャニー喜多川」
(平成27年1月1日に放送したもの)
【放送予定】5月24日(火)[ラジオ第1]後8:05〜9:55 ※中断8:55〜9:05

●100年インタビュー「演出家・蜷川幸雄」(仮)
(平成21年9月24日にBSプレミアムで放送した番組を再編集し、インタビューを加えたもの)
【放送予定】5月28日(土)[総合]後4:00〜4:50

●「ドキュメント 蜷川幸雄 最後の挑戦 〜未完の大作で伝えたかったこと〜」
【放送予定】6月4日(土)[BSプレミアム]後7:00〜7:59

蜷川さんが亡くなる直前まで、挑み続けていた未完の大作がある。さまざまな舞台を作り続けてきた蜷川さんの集大成ともいえる作品「蜷の綿(になのわた)」で、これまでになかった2つのことに挑戦していた。ひとつは、自らの波乱の人生を描いた自伝的な舞台であるということ。もうひとつは、その脚本を50歳も年下の若手演出家・藤田貴大さんに自由に書かせたということだ。蜷川さんはこの異例ともいえる舞台で何を伝えようとしていたのか。我々は1年半前から、病と闘いながら「蜷の綿」に挑もうとしていた蜷川さんを記録してきた。若手俳優を厳しく鍛える姿、藤田さんの取材に答え人生を語る蜷川さんの姿、病気に倒れながらも劇への執念を見せる姿…。入院する前の最後の日々が記録されている。そして、入院中、藤田さんの脚本はできあがったが、「必ず自分が演出する」と言いながら亡くなった。番組では、撮りためてきた蜷川さんの貴重な記録映像と、さまざまな関係者の証言から、蜷川さんの人生最後の挑戦を描く。

http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=05756&f=prtw