冷戦時代に共産主義陣営で作られていたテクノポップ〜ニューウェイヴ系の音楽の研究書『共産テクノ ソ連編』がパブリブから発売中。ソ連内の共和国ごとにアーティストをピックアップしたほか、他の派生するアーティストや文化的背景についても記述しています。
出版元パブリブのサイトでは、書籍の内容を画像付きで紹介しています
http://publibjp.blogspot.jp/2016/02/blog-post_24.html
●『共産テクノ ソ連編』
※インフォメーションより
テルミンを生み出した元電子楽器大国ソ連。だが「収容所群島」の監視体制では「サミズダート」で流通した「テープアルバム」がダビングでネズミ算式に増殖。欧米の人気曲の盗作疑惑。国民の体力増強を図る政府と、国営レコード会社メロディヤのお墨付きを得るためにミュージシャンは「スポーツテクノ」を進言。宇宙開発先進国のプライドでスペースディスコが大流行。一方、西側機材入手困難のためミュージシャンが楽器自作、2トラック録音機による人力テクノも。『All About』でガイドを務めるテクノポップの第一人者、四方宏明が謎のベールに包まれたソ連テクノの実態を徹底調査。
<著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)>
四方/宏明:
1959年京都市生まれ。神戸大学卒。2014年にP&G退社後、(株)conconcom及び(株)WATER DESIGNにてコンサルタントとして活動する。2001年よりAll Aboutにてテクノポップのガイドとなり、インタビュアー、音楽発掘家としても情報を発信し続けている。研究対象は、「共産テクノ」「中南米テクノ」「世界の渋谷系」等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)