ルイ・アームストロング(Louis Armstrong)や
デューク・エリントン(Duke Ellington)なども含む初期のジャズ・レコードを収集し続けた人物のトータル1000時間を超える膨大なコレクションの数々がネットで公開中。無料ダウンロードも可能です。
この人物、デヴィッド・W・ニーヴンは、10代だった1920年代から亡くなる1991年まで、初期のジャズ・レコードを専門に収集していたレコード・コレクター。80年代からは子供たちのために、自身のレコード・コレクションをカセットテープに移す作業を始めており、それぞれのカセットには、その作品についての解説も音声で収録しています。
デヴィッドが1991年に亡くなってからは、ケヴィン・J・パワーズがこのコレクションの保管を担当しており、ケヴィンは2013年頃より、ウェブでコレクションを一般公開することを企画。現在、世界中の様々なデジタル情報をアーカイブしている非営利法人Internet Archiveのサイトにて、カセットテープ630本の音源がデジタル・アーカイブ化されて公開されています。各タイトルにはレコーディング情報が書かれた手書きのライナーカードも付属されています。
音源の公開を行ったケヴィンは「この桁外れコレクションは20世紀のとても素晴らしいアメリカの音楽を表している。ニーブン氏が時間と努力を費やしたからこそ、彼はジャズマニアからジャズ初心者まで誰もがアクセスできるライブラリーを作ることができた」とコメントしています
●Internet Archive内 デヴィッド・W・ニーヴン・コレクション・ページ
https://archive.org/details/davidwnivenjazz