ヴェルヌの『月世界旅行』挿絵からギーガーの『エイリアン』まで、人類の夢と叡智が生んだ科学的「想像宇宙」のすべてを、320作品以上のカラー絵画で見せる初めてのヴィジュアル本『宇宙画の150年史:宇宙・ロケット・エイリアン』が河出書房新社から12月24日発売。
●『宇宙画の150年史:宇宙・ロケット・エイリアン』
ロン・ミラー 著
日暮 雅通 訳
山田 和子 訳
単行本 A4変形/224ページ
ISBN:978-4-309-25337-4/Cコード:0044
発売日:2015.12.24
定価4,104円(本体3,800円)
20世紀の半ば、衛星タイタンから眺めた土星の光景を精密なタッチで描いたチェスリー・ボーンステルの一連の作品が登場した時、その魅惑的なイメージは、人々を未知の世界の探求へと誘う大きな動因となった。以来、多くの天体画家たちが、傑出した職人的テクニックによって、それなくしては想像のしようもない宇宙の異世界のヴィジョンを、私たちのもとに届けてくれた。息を飲むしかない驚異的なイメージの数々は、見る者の内に冒険への強い憧憬を生み、育んでいった。----序文(キャロリン・ポーコ)より
☆英語圏のSF小説に贈る文学賞「ローカス賞」最終選考作品
☆ジュール・ヴェルヌのSF小説から始まる文学・美術・科学のスペース・アート。
☆人類がいかに宇宙に関心をもち、いかに表現してきたかを描く、歴史的な物語。
☆日本でも知られる有名なアーティストや世界的なイラストレーターを多数掲載。
☆SF小説だけでなく、映画や漫画、アニメに至るまで、科学と文化が融合する世界。
<著者について>
ロン・ミラー (ミラー,ロン)
1947年生まれ。米国のイラストレーター兼ライター。天文学や宇宙飛行やSFの分野で書籍執筆やイラストを描く。米国物理学協会優秀賞の「World Beyond」シリーズなど50冊以上の著書がある。
日暮 雅通 (ヒグラシ マサミチ)
英米文芸および科学技術翻訳家。青山学院大学理工学部卒。訳書に『サイエンス大図鑑』、『火星』、『アポロ11号』、『ガガーリン』、『都市と都市』、『明日と明日』、『ヴィジュアル版 天文学の歴史』など多数。
山田 和子 (ヤマダ カズコ)
英米文芸およびノンフィクション翻訳家。編集者。慶應義塾大学文学部中退。訳書に『サイエンス大図鑑』、『時は乱れて』、『氷』、『アサイラム・ピース』、『バンヴァードの阿房宮』など。