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音楽の歴史を1冊に 世界初の音楽大図鑑のペーパーバック版が海外で発売に

2015/09/30 19:30掲載
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Music: The Definitive Visual History [ペーパーバック版(洋書)]
Music: The Definitive Visual History [ペーパーバック版(洋書)]
先史から現代まで、クラシックからジャズ、ポップスまであらゆる国と地域の音楽、楽器、人物…すべてを網羅したヴィジュアル図鑑『世界の音楽大図鑑(原題:Music: The Definitive Visual History)』。本書のペーパーバック版(洋書)が海外で発売に。価格はAmazonでは3200円ぐらいとお求めやすい値段設定となっています。ペーパーバック版は480ページ。10月6日発売予定。











※以下はオリジナル大型本(日本語翻訳版)のもの

●『世界の音楽大図鑑』
ロバート・ジーグラー (著), スミソニアン協会 (監修), 金澤正剛 (監修)

<内容紹介>

図版数約1200点、掲載楽器数363点、索引数3332項目、用語集306項目!
見て楽しい、世界初の音楽大図鑑!
先史から現代まで、クラシックからジャズ、ポップスまであらゆる国と地域の音楽、楽器、人物…すべてを網羅したヴィジュアル図鑑

音楽を楽しむという、人類だけが育んできたゆたかな芸術。見開きページで1テーマがわかるユニークな着想で、音楽の歴史の「それまで」と「その後」がまとめられ、古代から現代まで人類がいかに音楽と親しんできたか、また音楽がいかに進化したかが理解できる。「主要作品」では、多種多様なジャンルとスタイルの作品を紹介し、「人物紹介」では、ルネサンスの音楽家からヒップホップ、クラブカルチャーまで、時代を代表する作曲家、演奏家、歌手など音楽家の生涯と主要作品を図版とともに解説する。

■古代の楽器から、コンピュータ音源MP3の登場まで。
西洋の交響曲から各地の民族音楽まで。モーツァルトの手書きの楽譜から、ミニマル・ミュージックの記譜まで。
音楽史をユニークな着想で解説。

■ヨーロッパから南米、アジアからアフリカまで、ほぼ世界中を網羅し、
西洋に偏らない完全な音楽史を図示する唯一の図鑑。

■ストラディヴァーリのギターやヴァイオリン、インドネシアの民族音楽・ガムラン合奏の配列、
スティーヴィー・ワンダーのハーモニカやボブ・ディランのギターなど、貴重な楽器の写真を満載。
クラシックのみならず音楽のあらゆるジャンルと時代の楽器と演奏方法が一目で分かる、圧巻のビジュアル図版。

■歴史のみならず、音の発生、文化現象としての音楽史、音階理論、楽器の発展と変遷、
歴史における重要な作曲家、現象までを、1000点以上の膨大な図版で見せた、世界初の大図鑑。

■「日本の演劇」では能、狂言、歌舞伎を紹介しているほか「日本のポピュラー音楽」では
八代亜紀からAKB48まで、幅広く紹介されている。

【第1章】先史時代から古代…紀元前6万年〜紀元500年
人類、音楽をする者/音楽のゆりかご/哲学的な見かた/神話と悲劇 /トランペットを鳴らせ

【第2章】中世の音楽…500〜1400年
聖歌/ミンストレルとトルバドゥール/旋律を書きとめる/ツィターとリラ、サックバットとショーム/イスラムの音楽/古代中国の音楽/多声部の音楽〜中世からルネサンスへ

【第3章】ルネサンスと宗教改革…1400〜1600年
愛の歌/楽譜印刷が始まる/器楽曲の発展/礼拝の中で/リュートの黄金時代/マドリガーレ/イベリア半島の繁栄/ヴェネツィアの栄光

【第4章】バロックの精神…1600〜1750年
バロック様式/オペラの誕生/オラトリオとカンタータ/パトロンと作曲家/イギリス復興 /対位法とフーガ/ソナタ、組曲、序曲/鍵盤楽器の巨匠たち/日本の演劇

【第5章】古典派の時代…1750〜1820年
明瞭さという新たな規準/オーケストラ/ソナタ/交響曲/親しい仲間で演奏を楽しむ/理性の時代/オペラの発展/合唱曲/協奏曲/ボヘミア楽派

【第6章】民族主義とロマン主義…1820〜1910年
ベートーヴェンの後期作品/ピアノの表現力/宗教的合唱曲/ヴィーン・ワルツ/フラメンコ/バレエ音楽/交響曲の天下/現実を見るイタリア・オペラ/印象主義/ほか

【第7章】近代の音楽…1910〜1945年
衝撃的な新しさ/スペインのクラシック音楽/メキシコの音楽/カントリーのルーツ/ジャズの始まり/ブルースの誕生/ラテン・ビート/レッツ・タンゴ/ラジオの黄金時代/ほか

【第8章】世界の音楽…1945年〜現在
モダン・シャンソン/初期のミュージカル・シアター/映画音楽/ハリウッド・ミュージカル/リズム・アンド・ブルース/ヘヴィ・ロック/レゲエ/日本のポピュラー音楽/デジタル革命/ほか

<著者について>
【英語版監修】ロバート・ジーグラー(Robert Ziegler)
イギリス、アメリカをはじめとする世界各国でオーケストラを指揮しており、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、『ホビット』、『いつか晴れた日に』など、映画のオリジナル・サウンド・トラックの指揮も手がける。英国放送協会(BBC)のテレビおよびラジオ番組に携わり、受賞歴もある。

【英語版監修】スミソニアン協会(The Smithsonian Institution)
1846年設立。米国の国立学術文化研究機関。19の博物館とギャラリー、国立動物園からなる世界でもっとも大きな博物館群・研究機関複合体。1億3700万点もの工芸物や美術品、標本などの収集物を所有し、多くは国立自然史博物館に収蔵。国立動物園には4000もの動物が飼育されている。芸術や科学、歴史の分野での公共教育や国家サービスを目的としている。

【日本語版監修】金澤正剛(かなざわ まさかた)
1934年東京生まれ。1966年ハーバード大学大学院博士課程修了(音楽学)。同年帰国後、国際基督教大学をはじめ幾つかの大学で非常勤講師を務め、さらにハーバード大学イタリア・ルネサンス研究所(フィレンツェ)の研究員、アンティオーク大学及びアールハム大学の客員教授などを務めた後、1982年に国際基督教大学教授に就任。同大学宗教音楽センター所長を兼ね、2004年より名誉教授。著書《モンテ・カシノ音楽手写本第871号》(イザベル・ポープと共著、英文)で1980年度 ASCAP賞を、《古楽のすすめ》で日本ミュージック・ペン・クラブ大賞を受賞。ルネサンス音楽史専攻。