HOME > ニュース >

アルト・サックス奏者のフィル・ウッズが死去

2015/09/30 12:59掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Phil Woods
Phil Woods
4度のグラミー賞に輝くジャズ界の至宝、アルト・サックス奏者のフィル・ウッズ(Phil Woods)が9月29日、ペンシルベニアで死去。83歳でした。ここ何年もの間、呼吸障害と戦っていたフィル・ウッズは9月4日のピッツバーグ公演を最後に引退を表明していました。

[来歴(wikipediaより)]
マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれ。
マンハッタン音楽学校やジュリアード音楽院で学びながらジャズピアニストであり作曲家であるレニー・トリスターノに大きな影響を受けた。卒業後すぐにビバップのサクソフォーン奏者として認められ、キャノンボール・アダレイやソニー・スティットと同様に偉大な先達チャーリー・パーカーの後継者と目された。
1968年渡仏、ヨーロピアン・リズム・マシーン(The European Rhythm Machine)を結成し録音を残した。1972年には再びアメリカに活動の場を移した。
ジャズではないが、彼を有名にしたポップ・ミュージックの録音としてビリー・ジョエルの素顔のままで(Just the Way You Are)でのアルトサクソフォーン・ソロがあげられる。その他スティーリー・ダン、ポール・サイモンとも共演している。
ウッズは自身の録音で7回グラミー賞にノミネートされ、4回グラミー賞を受賞した。
また彼はチャーリー・パーカーの未亡人であるチャン・パーカーと結婚し、パーカーの遺児二人の継父となった事でも知られる。