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デヴィッド・ギルモアのワールド・ツアーがスタート、ピンク・フロイド楽曲も数多く披露した初日の映像がYouTubeに

2015/09/14 12:44掲載
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David Gilmour
David Gilmour
ピンク・フロイド(Pink Floyd)デヴィッド・ギルモア(David Gilmour)、新アルバム『Rattle That Lock(邦題:飛翔)』リリースにあわせたワールド・ツアーがスタート。初日9月12日クロアチア公演のファン撮影映像がYouTubeに。当日はピンク・フロイド楽曲も数多く披露しています













以下は以前に公開されたライヴ・プロモ映像


以下、ソニーミュージシャンによるレポート

“The Rattle Thar Lock World Tour”の初日公演はクロアチアのプ―ラ・アリーナで行なわれた。プ―ラ・アリーナはローマ時代の円形闘技場で、紀元1世紀に建造されたクロアチアの歴史遺産としても有名な場所。ステージには数々のピンク・フロイドのツアーで使用されていた巨大な円型スクリーンが登場、想像力を掻き立てる様々な神秘的な映像が映し出され、ピンク・フロイド時代を彷彿させる「音と映像の融合」を見事に再現したライヴ・パフォーマンスを繰り広げた。

コンサートは最新作『飛翔』のオープニング・ナンバーでもあるインスト・ナンバー「午前五時の旋律」からスタート。新作『飛翔』からはこの曲を含めて7曲を披露。まだアルバム発売前で音源がすべて解禁されていないため、既に公開されているシングル2曲を除く5曲がこの日フルで初めて披露され、ワールド・プレミアとなった。

セットリストにはピンク・フロイドの名曲の数々が登場。2部構成のファースト・セットでは、1973年の名盤『狂気』の「マネー」「アス・アンド・ゼム」がデヴィッド・ギルモアのソロ・ツアーでは初めて演奏され、 1975年『炎』より「あなたがここにいてほしい」、1994年『対(TSUI)』の「運命の鐘」などが演奏された。休憩のあとのセカンド・セットのオープニングはピンク・フロイドのデビュー盤1967年『夜明けの口笛吹き』の「天の支配」、続けて1975年『炎』から「クレイジー・ダイアモンド」、更に1970年『原子心母』から「デブでよろよろの太陽」と3曲連続披露。また、こちらもデヴィッド・ギルモアのソロ・ツアーでは初めて披露された1987年『鬱』の「時のない世界」、1980年『ザ・ウォール』の「ラン・ライク・ヘル」など、全20曲中、11曲ものピンク・フロイド・ナンバーを披露した。(「アス・アンド・ゼム」と「ラン・ライク・ヘル」はデヴィッド・ギルモアにとってピンク・フロイドの1994年”The Division Bell Tour”以来約21年振りのライヴ演奏)。アンコールの「タイム?ブリーズ(リプライズ)」(『狂気』収録)ではピンク・フロイド時代のライヴでも使用された映像がスクリーンに投影。ラストの「コンフォタブリー・ナム」(『ザ・ウォール』収録)ではギルモアの天にも昇るが如く、素晴らしいギターソロで5000人の観客を魅了した。

デヴィッド・ギルモアのフル・ライヴ・ショーは2006年8月26日ポーランドのグダニスク公演以来9年振りとなるもの。ワールド・ツアーはこのあと9月22,23,24日、10月2,3日のロンドンのロイヤル・アルバート・ホール5公演を含む全11公演のヨーロッパ・ツアーを敢行。チケットは全公演ソールド・アウトとなっている。その後は12月に南米5公演、2016年3月〜4月に北米11公演が控えている。いよいよニュー・アルバム『飛翔』は9月23日日本発売となる。
First Set:

1 午前五時の旋律/5am(New Album『飛翔』2015)*

2 ラトル・ザット・ロック〜自由への飛翔/Rattle That Lock(新作『飛翔』2015)*

3 夢のままに/Faces Of Stone(New Album『飛翔』2015)*

4 あなたがここにいてほしい/Wish You Were Here(ピンク・フロイド『炎〜あなたがここにいてほしい』1975)

5 天国への小舟(リチャード・ライトへ捧ぐ)/A Boat Lies Waiting(New Album『飛翔』2015)*

6 ザ・ブルー/The Blue(『オン・アン・アイランド』2006)

7 マネー/Money(ピンク・フロイド『狂気』1973)**

8 アス・アンド・ゼム/Us And Them(ピンク・フロイド『狂気』1973)**

9 狂気の世界/In Any Tongue(New Album『飛翔』2015)*

10 運命の鐘/High Hopes(ピンク・フロイド『対(TSUI)』1994).



Second Set:

11 天の支配/Astronomy Domine(ピンク・フロイド『夜明けの口笛吹き』1967)

12 クレイジー・ダイアモンド/Shine On You Crazy Diamond (Parts 1-5) (ピンク・フロイド『炎〜あなたがここにいてほしい』1975)

13 デブでよろよろの太陽/Fat Old Sun(ピンク・フロイド『原子心母』1970)

14 オン・アン・アイランド/On An Island(『オン・アン・アイランド』2006)

15 黄色いドレスの少女/The Girl In The Yellow Dress(New Album『飛翔』2015)*

16 今日を生きる/Today(New Album『飛翔』2015)*

17 時のない世界/Sorrow(ピンク・フロイド『鬱』1987)**

18 ラン・ライク・ヘル/Run Like Hell(ピンク・フロイド『ザ・ウォール』1980)**



Encores:

19 タイム〜ブリーズ(リプライズ)/Time〜Breathe (reprise) (ピンク・フロイド『狂気』1973)

20 コンフォタブリー・ナム/Comfortably Numb(ピンク・フロイド『ザ・ウォール』1980)



*New Album『飛翔』収録曲

**デヴィッド・ギルモアがソロ・ライヴで初めて演奏したピンク・フロイド・ナンバー