『ザ・リッチー・ブラックモア・ストーリー』と『レインボー ライヴ・イン・ジャパン1984』がDVD化。日本盤が11月18日に発売されます。リリース元はワードレコーズ。海外盤は11月6日発売でリリース元はEagle Rock Entertainment。
『ザ・リッチー・ブラックモア・ストーリー(The Ritchie Blackmore Story)』は、リッチー・ブラックモア自らのインタビューと数々の貴重な映像でその軌跡をたどる秘蔵ドキュメンタリー。この『ザ・リッチー・ブラックモア・ストーリー』のみBlu-rayも発売されます。
トレーラー映像あり
VIDEO
『レインボー ライヴ・イン・ジャパン1984(海外盤:Live In Tokyo)』は、1984年3月14日に行われた日本武道館公演の模様を収めたライヴ作品。幻といわれたオリジナル1インチ・マスターテープからデジタル・リストア、音声もリマスタリングしてリリースされます。日本では通常盤DVDに加え、初回生産限定盤のDVD+2CDも発売されます。海外では単品発売はないようで、『ザ・リッチー・ブラックモア・ストーリー』のデラックス・エディション(2DVD+2CD)としてDVDと2CDが同梱リリースされます。
また日本では、それぞれの単品版のほか2タイトル『ザ・リッチー・ブラックモア・ストーリー』と『レインボー ライヴ・イン・ジャパン1984』を収めたボックスセットも発売されます。
●『ザ・リッチー・ブラックモア・ストーリー』
※以下、amazon商品の説明より
リッチー・ブラックモアのハード・ロック復帰宣言は、世界に衝撃をもたらした。2015年7月、フランスの『ル・パリジャン』誌でのインタビューで、リッチーは2016年6月に「ディープ・パープルとレインボーの曲をプレイするライヴを3、4回行う」と宣言。正式発表が待たれるところだ。
そんな風雲急を告げる中、その波乱の軌跡を、リッチー自らが遂に語った。時代を超えてロック・ギターに革命をもたらし、ハード・ロック・ギタリストの最高峰として神格化されてきたリッチーだが、その素顔は謎に包まれてきた。その音楽、人間関係、エキセントリックな行動の数々について、貴重な映像の数々と共に自ら語り尽くすのがこの映像作品だ。
その出生から音楽キャリア、名曲の数々について本作は網羅。ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「ブラック・ナイト」などに関する秘話を、アコースティック・ギターを手にしながら語る。1974年4月、25万人の大観衆を前にした『カリフォルニア・ジャム』での歴史的ライヴ・パフォーマンス、レインボーからロニー・ジェイムズ・ディオが脱退した真相、リッチーが選ぶ“究極のレインボー・ソング"、イアン・ギランとの確執、公私にわたるパートナー、キャンディス・ナイトとの出会いなど、もはやハード・ロック史の“神話"となったエピソードが次々と明かされる。
そんな証言を彩るのが、数々のライヴ映像やミュージック・ビデオだ。ディープ・パープル、レインボー、ブラックモアズ・ナイトの映像がひとつの作品に収められるのはこれが初めてであり、リッチーの偉大なる足跡を名曲・名演と共に辿ることが可能だ。ディープ・パープルの1974年カリフォルニア・ジャムや1977年のミュンヘン公演を筆頭に、彼をハード・ロック界の生けるレジェンドたらしめた歴史的名演の数々から、今回が初オフィシャル・リリースとなる貴重映像までを収めた映像アンソロジーとしても、本作はたっぷり見応えがある。
また、多くの関係者や影響を受けてきたアーティスト達がリッチーを語り、多角的にリッチー像を掘り下げることが出来る。生前のジョン・ロードやロジャー・グローヴァー、デヴィッド・カヴァーデイル、グレン・ヒューズ、スティーヴ・モーズらディープ・パープルのメンバー、グラハム・ボネットやジョー・リン・ターナーらレインボー時代の仲間、そしてキャンディス・ナイト、スティーヴ・ルカサー(TOTO)、ブライアン・メイ(クイーン)、ジョー・サトリアーニ、ジーン・シモンズ(KISS)、スティーヴ・ヴァイ、ラーズ・ウルリッヒ(メタリカ)、フィル・コリン(デフ・レパード)、イアン・アンダーソン(ジェスロ・タル)、パット・リーガン(プロデューサー)などが音楽家としての視点からリッチーを論じている。DJのジム・ラッド、音楽評論家のマルコム・ドーム、クリス・ウェルチ、クリス・チャールズワースらのコメントも興味深い。
90分の本編に入りきらなかったボーナス・インタビューも貴重きわまりない内容で、リッチーの音楽観や知られざるエピソードの数々がふんだんにフィーチュアされている。本作は半世紀におよぶ彼のキャリアの総括であるのと同時に、2016年のロック復帰を前にした、来たるべき新章に向けてのプロローグだ。
【収録楽曲】(順不同)
☆ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ(1969年/ロンドン・ロイヤル・アルバート・ホール公演)
☆スピード・キング(1970年/ドイツ『ビート・クラブ』)
☆マンドレイク・ルート(1970年/フランスTV)
☆チャイルド・イン・タイム(1970年/イギリス・グラナダTV)
☆ブラック・ナイト(1970年/TVライヴ)
☆ストレンジ・カインド・オブ・ウーマン(1971年/TVライヴ)
☆スモーク・オン・ザ・ウォーター(1973年/ニューヨーク)
☆ハイウェイ・スター(1972年/日本武道館)
☆ハイウェイ・スター(1984年/オーストラリア)
☆スペース・トラッキン(1972年/デンマーク)
☆スペース・トラッキン(1974年/カリフォルニア・ジャム)
☆ミストゥリーテッド(1974年/カリフォルニア・ジャム)
☆紫の炎(1974年/ロンドン)
☆ロング・リヴ・ロックンロール(1977年/ミュンヘン)
☆「16世紀のグリーンスリーヴス」(1977年/ミュンヘン)
☆「ドゥ・ユー・クローズ・ユア・アイズ」(1977年/ミュンヘン)
☆バビロンの城門(1978年/ミュージック・ビデオ)
☆シンス・ユー・ビーン・ゴーン(1979年/ミュージック・ビデオ)
☆オール・ナイト・ロング(1980年/ミュージック・ビデオ)
☆オール・ナイト・ロング(1980年/モンスターズ・オブ・ロック)
☆アイ・サレンダー(1981年/ミュージック・ビデオ)
☆ストリート・オブ・ドリームス(1983年/ミュージック・ビデオ)
☆パーフェクト・ストレンジャーズ(1984年/ミュージック・ビデオ)
☆コール・オブ・ザ・ワイルド(1987年/ミュージック・ビデオ)
☆キング・オブ・ドリームス(1990年/ミュージック・ビデオ)
☆紫の聖戦(1993年/バーミンガム)
☆ブラック・マスカレード(1995年/デュッセルドルフ)
☆アリエル(1995年/デュッセルドルフ)
☆プレイ・ミンストレル・プレイ(ブラックモアズ・ナイト)
☆ルネサンス・フェア(ブラックモアズ・ナイト)
☆ファイアーズ・アット・ミッドナイト(ブラックモアズ・ナイト)
【出演者】
リッチー・ブラックモア
ジョン・ロード
ロジャー・グローヴァー
デヴィッド・カヴァーデイル
グレン・ヒューズ
スティーヴ・モーズ
グラハム・ボネット
ジョー・リン・ターナー
キャンディス・ナイト
スティーヴ・ルカサー(TOTO)
ブライアン・メイ(クイーン)
ジョー・サトリアーニ
ジーン・シモンズ(KISS)
スティーヴ・ヴァイ
ラーズ・ウルリッヒ(メタリカ)
フィル・コリン(デフ・レパード)
イアン・アンダーソン(ジェスロ・タル)
パット・リーガン(プロデューサー)ほか
-ボーナス映像-
インタビュー映像:約43分
日本盤限定インタビュー映像:約10分
●『レインボー ライヴ・イン・ジャパン 1984』
※以下、amazon商品の説明より
リッチー・ブラックモア率いるレインボー1984年、伝説のラスト・ライヴが蘇る! 幻といわれたオリジナル1インチ・マスターテープが東京で発見、31年の封印が解かれる刻(とき)がついに来た!!
『ストリート・オブ・ドリームス Bent Out Of Shape』(1983)に伴うワールド・ツアーの一環として行われた日本公演。1984年3月14日、東京・日本武道館では名曲の数々と最新アルバムからのナンバーが演奏されたが、ツアー直後にディープ・パープル再結成が実現したため、レインボーにとってのラスト・ライヴとなった。本作は1984年、ビデオ/レーザーディスクとして発売されたが、長年廃版となっており、一部が映像コンピレーション『ファイナル・カット』に収録したのを除けば、これが史上初の公式DVD化となる。オリジナル1インチ・マスターからデジタル・リストア、音声もリマスタリングして21世紀に問うのが本作だ。
リッチーに加えてジョー・リン・ターナー(ヴォーカル)、ロジャー・グローヴァー(ベース)、デイヴ・ローゼンタール(キーボード)、チャック・バーギ(ドラムス)という布陣で行われたこのライヴ。リッチーの現実と狂気の交錯するギターを中心に、白熱のステージ・パフォーマンスを繰り広げる。レインボー3代目シンガーであり、後にディープ・パープルにも加入することになるジョーのヴォーカルも冴え渡っている。ギター、キーボード、ドラムスそれぞれのソロ・タイムも設けられ、各メンバーのスーパー・プレイを余すところなく見ることが出来る。
「スポットライト・キッド」からスタート、「アイ・サレンダー」「ストリート・オブ・ドリームス」「デス・アレイ・ドライヴァー」「キャント・ハプン・ヒア」などジョー在籍期の代表曲の数々、「虹をつかもう」「オール・ナイト・ロング」「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」というレインボー・クラシックス、そしてディープ・パープルの「レイジー」「ウーマン・フロム・トーキョー」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」が披露される。
この日のハイライトとなったのが、「治療不可」でのオーケストラとの共演だ。ベートーヴェンの交響曲第9番をハード・ロック・アレンジしたこの曲がフル・オーケストラの演奏を得て、リッチーが追求してきたロックとクラシックの融合がひとつの到達点に至った名演だ。
リッチーのステージ・アクションを思い切り堪能することが出来るのも、本作の魅力だ。腕を振り上げ、指を突きつけ、膝をついてギターを掻きむしる勇姿は、真のギター・ヒーロー然としており、絵になっている。カメラ・ワークもバンドによるライヴ・スペクタクルの全貌を捉えながら、ここぞという箇所ではリッチーの姿や手元を映し出しており、ツボを心得たものだ。このツアーではステージ上のアンプやスピーカーをすべて白色に統一。前作『闇からの一撃』ツアー同様、巨大な眼球がバンドと観衆を不気味に照らす趣向が効果を出している。
特典映像ではリッチーを除く4人のメンバーへのインタビュー映像を収録。いかにも1984年当時の洋楽インタビューらしく、オールド・ファンが懐かしく感じる内容だ。
リッチー・ブラックモア(ギター)
ジョー・リン・ターナー(ヴォーカル)
ロジャー・グローヴァー(ベース)
デイヴ・ローゼンサル(キーボード)
チャック・バーギ(ドラムス)
-収録予定曲-
1.イントロ:トッカータとフーガニ短調?虹の彼方に
2.スポットライト・キッド
3.ミス・ミストゥリーテッド
4.アイ・サレンダー
5.キャント・ハプン・ヒア
6.虹をつかもう
7.パワー
8.デイヴ・ローゼンサル キーボード・ソロ
9.ストリート・オブ・ドリームス
10.フール・フォー・ザ・ナイト
11.治療不可(交響曲第9番[ベートーベン])
12.リッチー・ブラックモア ギター・ソロ
13.チャック・バーギ ドラム・ソロ
14.ブルース
15.ストランデッド?ヘイ・ジョー?ストランデッド
16.デス・アレイ・ドライヴァー
17.ファイアー・ダンス
18.メイビー・ネクスト・タイム
19.オール・ナイト・ロング?ウーマン・フロム・トーキョー?オール・ナイト・ロング
20.レイジー
21.シンス・ユー・ビーン・ゴーン
22.スモーク・オン・ザ・ウォーター
-ボーナス映像-
メンバーインタビュー:ジョー・リン・ターナー、ロジャー・グローヴァー、デイヴ・ローゼンサル、チャック・バーギ4人による1984年来日時インタビュー映像