音に耳を傾けると、目で見るより多くのことを知ることができる。そう語る音響生態学者のバーニー・クラウスによるプレゼン「自然の音に耳を澄ませなさい 〜音響生態学者の40年〜」がNHK Eテレ『スーパープレゼンテーション』にて7月29日(水)夜10:25〜放送。『スーパープレゼンテーション』は世界を変える驚きの発想を最高のプレゼンで学ぶ番組
●NHK Eテレ『スーパープレゼンテーション』
バーニー・クラウス「自然の音に耳を澄ませなさい 〜音響生態学者の40年〜」
7月29日(水)夜10:25〜10:50
再放送:日曜日深夜0:45〜1:10
音に耳を傾けると、目で見るより多くのことを知ることができる。そう語るのは、音響生態学者のバーニー・クラウス。「音響生態学」とは、虫の鳴き声や川のせせらぎ、風に揺れる草木の音など、自然が織り成す音を研究する学問だ。クラウスは半世紀近くに渡って1万5千種類もの生き物の音を収集し、保存してきた。しかし、こうした美しい音の風景の多くは、人間によって破壊されてしまった。自然の“悲痛な叫び”を聴衆の耳に届けるラストが圧巻。
<バーニー・クラウス>
音響生態学者、ミュージシャン
1938年、米ミシガン州デトロイト生まれ。3歳でバイオリンを習い、弦楽器に早くから親しむ。ミシガン大学を卒業した後、63年、フォークバンドのウィーバーズにギタリストとして加わる。バンドの解散後はミルズ大学で電子音楽を学び、電子音楽ユニット「Beaver & Krause」を結成。モーグ・シンセサイザーによる電子音楽のパイオニアとして活躍。また、『ローズマリーの赤ちゃん』『地獄の黙示録』等の映画の音響や、『スパイ大作戦』『奥さまは魔女』等、TVドラマの音楽も担当。68年、アルバム作成のために自然環境音を録音したことがきっかけで生態音響の世界に魅せられる。80年代以降、音響生態学の研究と普及に専念。40年以上にわたり収集した世界各地の生態環境音は4500時間を超える。著書に『Into A Wild Sanctuary』、『野生のオーケストラが聴こえる』等。
http://www.nhk.or.jp/superpresentation/bernie/