アイアン・メイデン(Iron Maiden)のアルバム19タイトルが新たに最新のリマスタリングを施されハイレゾ配信に登場。各作品ともにオリジナル・マスターを使用し、96kHz/24bit(※一部44.1kHz、48kHz)の高音質での配信。日本国内ではe-onkyo musicにて4月27日より配信が開始されています。
スティーヴ・ハリスと、リマスタリングに携わったトニー・ニュートンは、今回のハイレゾ音源について以下のようにコメントしています
「ハイレゾ配信は、アーティストが意図してきたサウンドにより近い音をリスナーが体験できる非常に素晴らしい方法だ。だからこそ、俺はメイデンのアルバムをこのようにマスタリングする事に大きな熱意を注いできたんだ。デジタル配信というものが新たな音楽を聴く機会となった最初の頃から、俺達のアルバム達はデジタルでも入手できるようになっていたけど、それはCDという媒体を念頭に置きながらマスタリングされたサウンドだった。ハイレゾ配信におけるプロセスは異なるアプローチを必要とするもので、俺達が成し遂げてきたサウンドに限りなく近く、そして正確な“音”を、ようやくファンに届けられることが可能となったんだ。本当に素晴らしいと思うね。例えば、多くの人は知っているだろうけど、俺は最初のメイデンのアルバムのサウンドに納得していなかった。でも今回出来上がったサウンドを聴くと、ギターはよりラウドに、ドラムもかなりしっかりとしたサウンドになっていて、全体的なトーンも、俺が思うにとてつもなく改善されている。このプロジェクトで俺とかなり密接に関わってくれたトニー・ニュートンとエイド・エムズリーは素晴らしい仕事をしてくれた。オリジナルのマスターから全てを取戻し、そしてデジタルを駆使してリマスターを行っていった。この結果に、俺はすごく満足しているよ」 - スティーヴ・ハリス。
「このプロセスは、まずオリジナル・アルバムのミックス・テープ(つまり、当時ミックスされていたフォーマットだね)の全てを見つけ出すことから始まった。そして、バンドが鳴らしたかったサウンド/ミックスに可能な限り近づけられるような、アナログからデジタルへのコンバーターのセレクトを行なったんだ。大半のテープは、1980年代、まだデジタル時代が幕を開けた時期のものだったから、44.1kHz/16bitでしか捉えることができていなかった。現代のコンバーターは当時に比べてはるかに優れているから、より高解像度のデータをプロデュースすることができるんだ。そうした作業を経て生まれた今回のサウンドは、より深みと暖かみが増し、より輪郭がはっきりとしたサウンドになった。このプロジェクトに関わる機会を与えられたことにすごく興奮しているよ。彼らの今やクラシックとなったアルバム達のクオリティがとてつもなく改善されている、と素直にそう感じるね」 - トニー・ニュートン
詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
http://www.e-onkyo.com/news/292/