Roger Waters / Amused To Death [2015 edition]
元
ピンク・フロイド(Pink Floyd) の
ロジャー・ウォーターズ(Roger Waters) が1992年に発表したソロ・アルバム『Amused To Death(邦題:死滅遊戯)』。最新リマスタリングを施した2015年エディションが海外で7月24日発売。CD版のほか、5.1サラウンド・ミックスを収めたBlu-ray audio付きCD+ Blu-rayエディション、200グラム重量盤のアナログ・レコード版、ピクチャーディスク仕様のアナログ・レコード版、SACD版があり。マスタリングはピンク・フロイドほかのプロデュースやサウンドエンジニアとして活躍するジェームス・ガスリーが担当しています。アートワークはウォーターズが2010年から2013年にかけて行った<The Wall Live>ツアーのディレクターを務めたショーン・エヴァンスが新たに手がけたものへと変更されています
以下はウォーターズはこの作品を語っている最新のインタビュー映像です
VIDEO
Amused to Death 2015Coming July 24th Pre-order now: http://smarturl.it/ATD_D2C
Posted by Roger Waters on 2015年4月15日 以下、プレスリリースより
ロジャー・ウォーターズの名盤『死滅遊戯』最新リマスタリング盤登場! 2015年版は新たな5.1chサラウンド・リミックスも施しアートワークを一新 ピンク・フロイドの元リーダーであり、『狂気』『アニマルズ』『ザ・ウォール』などの様々なコンセプトを形作った「ピンク・フロイドの頭脳」、ロジャー・ウォーターズが1992年に発表した、混迷極まる90年代の世界情勢を背景にTV社会に警鐘を鳴らしたコンセプト・アルバム『死滅遊戯(Amused To Death)』が新たなリマスタリングを施され甦る。(海外発売日:7月24日) ロジャー・ウォーターズのソロ作の中でも最も完成度が高く、ピンク・フロイドの名盤にも匹敵する傑作と呼ばれる『死滅遊戯』は、当時の「天安門事件」や「湾岸戦争」などを題材に、遠く離れた国で行なわれている戦争をテレビでエンターテインメントの一種として見ることができることへの疑問と矛盾、テレビに映るすべての事象がドラマやゲームのような感覚に陥る現代社会、TV社会への警鐘をテーマとしていたが、その世界観、警鐘、メッセージは23年後、混迷の2015年にも見事に当てはまることがわかる。ラップトップ、タブレット、スマートフォン・・・20年前にはとても予想できなかった形で、いつでもどこでも手に入り、垂れ流される様々な情報。陰湿ないじめやいわれのない批判。画面に目がくぎづけになっていると、本当の真実や正義、また不公正なことは簡単に視界から遠ざかってしまう、ネット社会がもたらす矛盾。 「20年(以上)前のこのアルバムを思い出してみると、私が当時言いたかったことの大半は、残念ながら今もなお残っている。もしかしたら、1992年当時よりもむしろ2015年の人々の苦境に寄り添っているのかも知れない」とロジャー・ウォーターズは語る。 2015年版『死滅遊戯』はピンク・フロイド・サウンドの要、長年に渡ってフロイドや各メンバーのソロを手掛けてきたプロデューサーでもあり、伝説的エンジニア、ジェームズ・ガスリーが現代最高峰の録音技術を駆使し、2015年版マスターを完成。SACDとBlu-ray Audioでは5.1chサラウンド・リミックスで立体音響を再現、オーディオファンにも大きな話題を呼びそうである。2015年版のために新たに作成されたアートワークを手がけたのは、ロジャー・ウォーターズが2010〜2013年にかけて行った『ザ・ウォール・ライヴ』ツアーと映画のクリエイティヴ・ディレクターを務めたショーン・エヴァンスである。 ロジャー・ウォーターズとパトリック・レナードがプロデュースを手がけた『死滅遊戯』は、輝かしいミュージシャンたちが名を連ねる、音楽的な野心にも溢れた作品である。ギター・レジェンド、ジェフ・ベックが14曲中8曲に全面参加、全編を貫くハードエッジなギタープレイはこの作品の中でも特筆すべきポイントであり、彼のセッションの中でも最高峰の仕事の一つとされている。ゲスト・ヴォーカリストにはドン・ヘンリー(「奇蹟」)、リタ・クーリッジ(「死滅遊戯」)、ソウル・シンガーのP.P.アーノルド(「完全真理パートIとII)、他ジェフ・ポーカロ、スティーヴ・ルカサー、ランディ・ジャクソン等豪華ミュージシャンがバックを固めた。また、ロジャーのコラボレーション相手を長年務めた、ギタリストのアンディ・フェアウェザー・ロウとドラマーのグラハム・ブロード、パーカッショニストのルイス・コンテとともに、パット・レナードも数曲でキーボードで参加している。ロジャー・ウォーターズがピンク・フロイド時代に手がけた半自伝的コンセプト・アルバム『ザ・ウォール』のオーケストラ・アレンジを監修した、作曲・編曲家のマイケル・ケイメンと再びタッグを組み、マイケル・ケイメンは「トゥー・マッチ・ロープ」と「神話パートIII」を編曲し、ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団の演奏を指揮した。 「『ザ・ウォール』以来の情熱的な作品」と高評価を得て、今作品は当時、全英8位、全米21位とロジャー・ウォーターズのソロ作としては最もチャート的に成功した作品となった。 『未来を予見するのは詩人の責任である。そしてそれが実際に起こるという最悪の状態を防ぐのは、その隣人たちの義務である。この10年において間違いなく最も挑発的かつ音楽的な魅力を放つアルバムのひとつである『死滅遊戯』において、ロジャー・ウォーターズは自身の責任を果たした』 ――1992年7月、ビルボード誌「ミュージック・トゥ・マイ・イヤーズ」 ティモシー・ホワイト 『ロジャー・ウォーターズの14曲にわたる深刻な社会悪に対する熟考はあまりにも核心を突いている。特に「レイト・ホーム・トゥナイト」はドライヴ・インで交わすキスと平和に広がる空の両方を想起させると同時に、空を飛ぶという純粋な喜びに溢れるティーンエイジャーのように有頂天になったアメリカ人パイロットがリビアに向かって空高く舞い上がっている様子を描いている』 ――1992年9月11日、エンタテインメント・ウィークリー誌 『死滅遊戯』の2015年版は以下のフォーマットで発売される。 ・CD ・CD / Blu-ray ・SACD ・高音質デジタル・ダウンロード ・200グラム重量盤アナログ2枚組(クオリティ・レコード・プレッシングズにてプレス生産) ・限定盤:シリアル番号入りアナログ・ピクチャー・ディスク2枚組 レガシー・レコーディングズはアナログ2枚組、SACD、DSDダウンロード製品のリリースにおいて、米国アコースティック・サウンズ社傘下のアナログ・プロダクションズ社とコラボレーションを行った。RogerWaters.com では特別に、『死滅遊戯』Tシャツまたはスウェット付きの特別版も予約受付中。
●『Amused To Death』
1. The Ballad of Bill Hubbard
2. What God Wants, Part I
3. Perfect Sense, Part I
4. Perfect Sense, Part II
5. The Bravery of Being Out of Range
6. Late Home Tonight, Part I
7. Late Home Tonight, Part II
8. Too Much Rope
9. What God Wants, Part II
10. What God Wants, Part III
11. Watching TV
12. Three Wishes
13. It's a Miracle
14. Amused to Death