HOME > ニュース >

忌野清志郎の世界を初めてドラマで描く「忌野清志郎『トランジスタ・ラジオ』」がNHK BSプレミアムにて5/3放送

2015/03/17 17:01掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
忌野清志郎
忌野清志郎
忌野清志郎の世界を初めてドラマで描く「忌野清志郎『トランジスタ・ラジオ』」がNHK BSプレミアムにて5月3日(日)放送。

BSプレミアムにて2夜連続で放送される「忌野清志郎プレミアムナイト」の第2夜として放送される本作は、清志郎が過ごした都立日野高校を舞台に、60年代の若者たちの青春群像を、RCサクセションの名曲「トランジスタ・ラジオ」にのせて描きます。出演はリリー・フランキー、渡辺大知、田辺誠一他。

なお、「忌野清志郎プレミアムナイト」の第1夜では、未公開テープを元に知られざる清志郎さんの曲作りに迫る名盤ドキュメント「RCサクセション『シングル・マン』」を放送します。

●忌野清志郎プレミアムナイト第2夜
プレミアムドラマ 「忌野清志郎『トランジスタ・ラジオ』」
【放送予定】5月3日(日) BSプレミアム 後10:00 (単発・59分)

2009年5月2日、初老の美術教師・坂口雅彦(リリー・フランキー)は、ラジオから流れる訃報に思わず声を失った。「ミュージシャンの忌野清志郎さんが亡くなりました」。坂口の脳裏に、高校時代の記憶が鮮やかによみがえるー。
1969年4月、坂口雅彦(渡辺大知)は都立日野高校に入学する。1年生の夏、テレビで見たRCサクセションというバンドに衝撃を受け、ボーカルの忌野清志郎が同じ高校の3年生だと知り憧れを募らせる。ある日、屋上で隣の高校の女子生徒・永嶋美智代(中条あやみ)と出会った坂口は、なぜか「清志郎」と間違えられ、その日から「清志郎」を演じ続けることになる。そんな中、慕っていた美術部教師・小林晴雄(田辺誠一)から清志郎の秘密を教えられる…。

【出演】
リリー・フランキー(坂口雅彦/現代)
渡辺大知(坂口雅彦/高校時代)
田辺誠一(小林晴雄)
中条あやみ(永嶋美智代/高校時代)
原田美枝子(永嶋美智代/現代)
櫻井淳子(坂口雅彦の母)
竹中直人(日野高校校長)

【脚本・演出】戸田幸宏
【制作統括】鈴木真美、吉田宏徳

●忌野清志郎プレミアムナイト第1夜
名盤ドキュメント「RCサクセション『シングル・マン』」
【放送予定】5月2日(土) BSプレミアム 後10:00

亡くなってまもなく6年が経つ、忌野清志郎さん。今年も映画が公開されるなど、その人気は衰えることがありません。そんな清志郎さんの魅力に迫る、BSプレミアムの2夜連続プレミアムナイトの放送が決定しました。「清志郎、知られざる若き日々」をテーマに、第1夜は初公開のテープを元にドキュメンタリーをお送りします。昔からのファンはもちろん、清志郎さんを知らない若い世代の心にも響く大特集、どうぞお楽しみに。

日本の音楽史に輝く名作アルバムの舞台裏を描くシリーズ「名盤ドキュメント」。
今回は、RCサクセションの「シングル・マン」(1976年)を特集します。名曲「スローバラード」「ヒッピーに捧ぐ」など、23歳の清志郎さんの心の叫びが記録された初期の傑作です。今回、長年眠っていた「マルチトラック・テープ」がレコード会社の倉庫から発掘されました。そのテープを通して、40年ぶりに明らかになる清志郎さんの真実とは?
番組では、レコーディングに参加したミュージシャン、関係者とともにテープをひもとき、当時リアルタイムでアルバムを聞いた人たちのインタビューも交えて、秘密のセッションの舞台裏を探っていきます。そして、23歳の清志郎さんがこのアルバムにこめた思いに迫ります。

【出演予定】星 勝、茂木省造、仲井戸麗市、竹中直人、角田光代、サンプラザ中野くん、曽我部恵一、
      ワタナベイビー ほか
【制作統括】田中雅之、吉田宏徳、長嶋甲兵(テレコムスタッフ)

制作統括コメント
「シングル・マン」を録音した当時の清志郎さんは最悪の状況だったといいます。高校卒業後、プロデビューしたものの全く売れず、所属事務所から干されてレコードを作ることも許されず、私生活も荒れていた、そんな崖っぷちの状況下、起死回生を狙い、事務所に内緒でレコーディングしたのがこのアルバムです。それまでのフォークから、ドラムやホーンセクションを入れたバンド編成に変わり、サウンドはドラマチックに変化しました。ところが、事務所に極秘で録音されたため、どんなミュージシャンが参加したのか、どのようにレコーディングされたのか、ほとんど記録が残っていないのです。23歳の清志郎さんの不安やいらだち、憧れと悲しみがありのままに刻まれた、胸をうつ名曲が数多く収録されている名盤だけに、何とか手がかりをつかみたいと制作チームが取材を続ける中で、「マルチトラック・テープ」(各楽器の音がバラバラに録音された状態のテープ)にたどり着きました。清志郎さんのボーカルや各プレーヤーの演奏を細かなニュアンスまではっきりと聞き取ることができ、録音時の試行錯誤の様子まで伝わってくるようで興奮しました!今回、このテープを初公開することで、当時どんな思いで曲を作り上げたのか、若き日の清志郎さんのリアルな息づかいをよみがえらせます。

詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
http://www2.nhk.or.jp/pr-movie/detail/index.cgi?id=08_0386