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非常階段のドキュメンタリー映画制作プロジェクトが始動、資金募集キャンペーン実施中

2015/01/27 01:21掲載
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非常階段
非常階段
アバンギャルドノイズバンド、非常階段のドキュメンタリー映画『極悪の教典・劇場版(仮)』の制作プロジェクトが始動。現在、クラウドファンディングサイトのCAMPFIREにて制作資金を募るキャンペーンが実施されています。今回のキャンペーンでは、CD、DVD、Tシャツ、パーカーのほか、出資者自宅への出張ライヴなど、金額によって様々な特典が用意されています。

以下はキャンペーンの映像


■非常階段 ドキュメンタリー映画

2010年『非常階段 A STORY OF THE KING OF NOISE』、2013年『非常階段ファイル』の2冊のヒストリー本を元に映像にまとめあげた、ドキュメンタリー映画の制作を目指します。
JOJO 広重をはじめとする「非常階段」の主要メンバーが自らの音楽的半生をインタビュー形式で語る自叙伝、デビューから近年までの貴重なアーカイブ映像、新宿ロフトにおける伝説のライブなど、2014年に結成35周年を迎えた「非常階段」の金字塔にふさわしい驚愕の映像を収録。著名ミュージシャン、文筆家、アイドル、アーティストらのインタビューやコメント映像も予定しています。

出演:非常階段
監督:宮本杜朗


■非常階段 プロフィール

日本が世界に誇るノイズ・バンド。1979年にJOJO広重、頭士奈生樹によって京都で結成。轟音と即興演奏というコンセプトで世界初のノイズ・バンドとしてスタート。頭士脱退後はT.美川など大勢のメンバーが参加し、80年代にその過激なライヴ・パフォーマンスでインディーズ・シーンの歴史に名を残すバンドとなる。「キング・オブ・ノイズ」という呼称を受けるほどのその爆音とワイルドなステージングは日本国内のみならず、世界中にそのノイズ音楽を広める結果となった。ソニック・ユースのサーストン・ムーアなど、海外のアーティストからも強烈なリスペクトを受けている。海外公演、坂田明などフリー・ジャズの面々との セッション、スターリンから初音ミク、BiSまで幅広い合体ユニットなど、ノイズを最大限に活用した音楽活動は結成35年を過ぎてもまだまだとどまることを知らない。30枚組CDBOX、メジャーや海外からのアルバム・リリースなど作品も多数発売されている。
特にボーカロイドの初音ミクをフィーチャーしたユニット「初音階段」は初音ミクに扮するレイヤー"るしゃ"もステージに登場、話題を呼んだ。またアイドルグループBiSとの合体バンド「BiS階段」も、アイドルとノイズの融合に加え、過激なステージパフォーマンスでシーンに衝撃を与えている。最近はアイドルグループ「ゆるめるモ!」ともコラボライブやレコーディングを行い、各方面で精力的に活動している。


■監督:宮本杜朗 プロフィール

1981年生まれ。独学で映画を撮り始め、音楽や音楽シーンと有機的関係を結ぶ映画を撮り続けている。

・長編映画
2005年『吉村佳雄WALKING,SLEEPING』/中之島映画祭グランプリ
2006年『石売れず』
2007年『フリフリ坊主』/CO2企画制作総合プロデューサー賞、OSKARIADA2008、Japan Film Festival Hamburg
2009年『尻舟』/高崎映画祭
2013年『太秦ヤコペッティ』/ファンタジア国際映画祭、Ars Independent Festival、Nippon Connection、カメラジャパン、Buenos Aires Rojo Sangre、高崎映画祭
『SAVE THE CLUB NOON』/Japan Film Festival Hamburg、爆音映画祭

・短編映画
2006年『明日香荘の人』Berlin Asia Pacific Film Festival
2011年『こぼれっぱなし』第3回恵比寿映像祭、MOOSIC LAB 2011
2014年『NOBIDORANDO』MOOSIC LAB 2014審査員特別賞

・PV
オシリペンペンズ、DODDODO、似非浪漫、オニ、YDESTROYDE、トンチ、water fai、山本精一、PIKA☆

■プロジェクトで何を実現したいか?

「非常階段」のヒストリーを収めた35年間の非常階段を振り返り、そのことによって日本のインディーズやパンクの歴史、リアルな音楽の変遷を見せ、それが音楽の未来につながるドキュメンタリー映画を撮りたいです。
そして"ノイズ"というアヴァンギャルドな音楽が、実は普通のポピュラー音楽のバックに根付いていて、過激に見える表現や新しい発想は、実は市井の人々の中から生まれているのだということを伝える作品にしたいと思っています。

■JOJO広重からコメント

この度、「非常階段」結成35周年を記念してドキュメンタリー映画を撮りたいと思いました。
今だからこそ語れる「非常階段」の歴史、今だからこそ見せられる「非常階段」の過激な映像をひとつのドキュメンタリー映画にまとめあげたいと考えました。

CAMPFIREを通して、ノイズの世界をより知ってもらいたいし、改めて私たちが作り上げてきた音楽を今一度楽しんでもらいたいです。
「非常階段」のノイズを通して、音楽とは、人間とは何か、その本質に迫る映画をつくりませんか。


詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
http://camp-fire.jp/projects/view/1407