ヴァン・ヘイレン(Van Halen)が78年にリリースしたデビュー・アルバム『Van Halen(邦題:炎の導火線)』。リリース元のワーナー・ブラザーズ・レコードは当初、最終的に採用されたジャケット・カヴァーとは異なるアートワークの採用を検討していたようで、そのアートワークの写真が英サイトUltimate Classic Rockに掲載され話題に。このアートワークは実際に、リリース前年の77年末にメンバーとマネージャーに提示されていますが、バンド側は拒否。
エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)が後にGuitar Worldにて「レコード会社は我々をザ・クラッシュのように見えさせようとした」と述べているように、レコード会社側は当時流行のニュー・ウェーヴ /パンクの波に乗せようとしていたため、このようなデザインのアートワークになったようです。レコード会社側はバンドの批判を受け、前回とは完全に異なった印象を持つ写真を撮影し、我々が良く知るアートワークが完成することになるようです