Metallica / Some Kind of Monster
メタリカ(Metallica)の2004年ドキュメンタリー『メタリカ 真実の瞬間(原題:Some Kind of Monster)』。10周年を記念してリリースされる初のBlu-ray版の新トレーラー映像が公開
以下は追加収録されるボーナス映像「Metallica: This Monster Lives」のプレビュー映像
「Metallica: This Monster Lives」は、映画『Metallica Through The Never』の上映で訪れていた2013年の<トロント国際映画祭>にて撮影された25分の映像。2004年のオリジナル・リリースからの10年をバンドと監督のジョー・バーリンジャーとブルース・シノフスキーが振り返ったインタビューをメインにした映像です。
Blu-ray版の発売は海外で11月24日。
なお、同日にはアップデートされたDVD版も発売されます。こちらにもボーナス映像が追加されます
●『メタリカ 真実の瞬間(原題:Some Kind of Monster)』
※以下、劇場公開時のインフォより
バンドという組織の中で葛藤し、新たな道を見出してゆく男たちの3年間を追った真実の人間ドキュメンタリー。
撮影が開始された当時、メタリカは長く活動をともにしたベーシストのジェイソン・ニューステッドの脱退に見舞われていた。メンバー同士の人間関係もかつてないほど険悪。長い間ツアーやアルバム・リリースがなかったために、ファンもマスコミもメタリカの将来に不安を抱いていた。創作の面でも、パーソナルな面でも最悪の時期に、ニューアルバムのレコーディングを開始する必要に迫られ、バンドのマネジメント(Qプライム)は分裂寸前のメンバーをまとめる最終手段として、セラピストを雇うことを提案する。
レコーディングと並行してセラピーを続けるうちに、メンバーは長年一緒に活動していたにも関わらず、お互いの本音をほとんど理解していなかったという思いに直面する。ボーカルのジェームズ・ヘットフィールド(3児の父)は、セラピーの過程で図らずもアルコール依存症のリハビリに入院することになった。彼は1年近くもアルバム・レコーディングを放り出してしまい、バンドの将来が危機に瀕した・・・。
観客はこの映画を見ながら、アルバムが完成するまでの嵐のような3年間を、バンドと共有できる。
バンド解散の断崖絶壁からの再生、そして新たなNO.1アルバムを携えて即日完売のワールドツアーを行う最強のへヴィ・メタル・バンドの姿を。
自分自身の中にいる悪魔、他のメンバーと自分との関係、そして激変する音楽産業と対峙するバンドメンバーの自己探求の過程を、バーリンジャーとシノフスキーは、驚くほど密着して映像記録として収めることに成功した。この舞台裏を描写した製作者の優れた撮影法により、観客は今回のメタリカのアルバムの新たな制作プロセスを目の当たりにする事ができる。そしてメンバーが自分の家庭生活と、20年かけて築きあげたバンドのステータスの維持を両立させるための葛藤もまた垣間見ることができる。