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ジャズ本名著の完訳版『マイルス・デイヴィス「カインド・オブ・ブルー」の真実[完訳版] (モード・ジャズの原点を探る) 』が発売

2014/08/30 12:18掲載
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マイルス・デイヴィス「カインド・オブ・ブルー」の真実[完訳版] (モード・ジャズの原点を探る)
マイルス・デイヴィス「カインド・オブ・ブルー」の真実[完訳版] (モード・ジャズの原点を探る)
マイルス・デイヴィス(Miles Davis)が残した名盤『カインド・オブ・ブルー』の誕生の背景と数奇な運命を貴重な写真・門外不出の資料とともに克明に検証したジャズ本名著の『カインド・オブ・ブルーの真実』。新たに『マイルス・デイヴィス「カインド・オブ・ブルー」の真実[完訳版] (モード・ジャズの原点を探る) 』がDU BOOKSから9月19日に発売される予定。
●『マイルス・デイヴィス「カインド・オブ・ブルー」の真実[完訳版] (モード・ジャズの原点を探る) 』
アシュリー・カーン (著), 川嶋文丸 (翻訳)

<メーカーインフォより>
20世紀を代表する、奇跡の記録。

1000万枚を売り上げ、世界中で愛されてきた録音芸術の創作過程をドキュメント。

「貴重な写真が満載! 」――ビルボード誌
「ちょっとした宝物だ」――フランシス・デイヴィス、ニューヨーカー誌
「アルバムにかかわった人々のイメージが行間から鮮やかに立ち上ってくる。これはファン必携の本だ」――ハービー・ハンコック
「レコードがどのように出来上がるのかを知りたければ、本書を読むことをお薦めする。
ロックやラップなどの騒々しいサウンドがあふれるなか、抑制された静謐な音楽がなぜ40年間も生き残ったのかを知りたければ、アルバムを何度も繰り返して聴くことをお薦めする」――タイム誌

<目次>
序文――ジミー・コブ
イントロダクション
第一章 トーンの誕生:マイルス 1949年~1955年
INTERLUDE:コロンビア・レコード
第二章 クインテット、セクステット、そしてモード・ジャズの始動
INTERLUDE:三十丁目スタジオ
第三章 ファースト・セッション 1959年3月2日、午後2時30分
INTERLUDE:たかり屋フレディ 150
第四章 セカンド・セッション 1959年4月22日、午後2時30分
第五章 『ブルー』を売る
第六章 『ブルー』の遺産
エピローグ
あとがき
訳者あとがき
参考文献
関連ディスコグラフィ
出典
謝辞
索引

<著者について>
・Ashley Kahn(アシュリー・カーン)
アメリカの音楽ジャーナリスト。著書『マイルス・デイヴィス「カインド・オブ・ブルー」の真実』(2001年)、『ジョン・コルトレーン「至上の愛」の真実』(2002年)により高い評価を受けた。いずれもDU BOOKSより2014年に翻訳書の完訳版、増補版が刊行。フリー・ライターとしてニューヨーク・タイムズ紙、ダウンビート誌、ジャズ・タイムズ誌、ローリング・ストーン誌などに寄稿するほか、音楽書の編集やビデオ制作に携わり、さらにDJ、コンサート・プロデューサー、ツアー・マネージャーも務め、ジャズを中心とした幅広い分野で活躍している。近年はニューヨーク大学で非常勤教授として教鞭を執っている。主著には前掲の2作のほか、『インパルス・レコード物語~ジョン・コルトレーンが築いたレーベル』(2006年)がある。ニュージャージー州フォートリー在住。

・川嶋文丸(かわしま ふみまる)
1947年札幌生まれ。東京外国語大学英米語学科卒。レコード会社BMGに勤務し、ジャズの制作など主に洋楽の仕事に携わったのち、レコード・レーベル「カプリネット」を設立、CDの企画制作、執筆・翻訳活動に従事する。訳書『クリフォード・ブラウン~天才トランペッターの生涯』(ニック・カタラーノ著、2003年)によりミュージック・ペンクラブ賞を受賞。アシュリー・カーンの『マイルス・デイヴィス「カインド・オブ・ブルー」の真実』『ジョン・コルトレーン「至上の愛」の真実』のほかに、『ジョン・コルトレーン~私は聖者になりたい』(ベン・ラトリフ著、2008年)、『ハード・バップ大学』(アラン・ゴールドシャー著、2009年)、『ミンガス/ミンガス~2つの伝説』(ジャネット・コールマン&アル・ヤング著、2010年)などの訳書がある。