高橋幸宏&METAFIVE(小山田圭吾 × 砂原良徳 ×TOWA TEI × ゴンドウトモヒコ ×LEO今井)の「Split Spirit」が、9月6日より劇場上映される『攻殻機動隊ARISE boarder : 4 Ghost Stands Alone』のエンディング・テーマに決定。同曲が聴ける劇場本予告映像が公開されています
■高橋幸宏 & METAFIVE(小山田圭吾 × 砂原良徳 × TOWA TEI × ゴンドウトモヒコ × LEO今井)
オフィシャルコメント
―エンディングテーマ曲を担当することになった経緯を教えて下さい。
4つめのエンディング曲の制作が始まる前にちょうど、高橋幸宏&METAFIVE(小山田圭吾×砂原良徳×TOWA TEI×ゴンドウトモヒコ×LEO今井)に参加していて、思いつきました。
YMOのアルバムで「SOLID STATE SURVIVOR」というのがあって、攻殻機動隊の以前のシリーズの中にも「Solid State Society」というのがあって、攻殻機動隊は、YMOにも影響を受けていたと思うので、(高橋)幸宏さんはピッタリなんじゃないかと思いました。
(小山田圭吾)
―タイトルや歌詞に込められた意味を教えて下さい。
今作の第二の主人公エマの2つの人格の葛藤、虚無感、悲しみ、みたいなものを少し刹那に表現できたらと思いました。タイトルはLEO君のイメージからです。
(高橋幸宏)
エマを中心に考え、彼女に宿る2つのゴーストとその行方をテーマに書き始めました。即ち、エマの分裂(スプリット)してしまった脳内・精神・霊体(スピリット)という意味を込めた曲名「Split Spirit」です。
(LEO今井)
―楽曲制作時メンバーの方とどんなやりとりがありましたか?苦労したこと、面白かったエピソードは?
最初に小山田君が楽曲の土台と骨組みを作ってそこに僕がリズムとベースを入れました。
気の知れた仲なのでほとんどコミュニケーションはなく進みました。
(砂原良徳)
時期的に歌入れ前だったので歌の邪魔にならない間奏の場所で遊んでみました。
バトン・リレー形式でスムーズに仕上がりましたね。
(TOWA TEI)
メンバー各自のファイルのやり取りから色々な発想が湧きました。
みんな卓越した打ち込みのセンスなのでぼくは敢えてそこに触れずにホーンで参加しました。
実際の曲作りがこのメンバーでは初めてだったわりに作業もスムーズだったしとても新鮮でした。
(ゴンドウトモヒコ)
―攻殻機動隊シリーズをご覧になったことはありましたか? どんな印象をお持ちですか?
全部は見ていませんが、初期のもの、そして今回のシリーズ。印象は一貫した独特な寂寥感でしょうか。
そして難解にも思えるストーリーに時々混乱しつつ、それが快感になっていく感覚。
(高橋幸宏)
―ファンの皆様へメッセージをぜひお願いします。
今回の攻殻機動隊のエンディングテーマ、小山田君からの呼びかけで楽しくバンド初のレコーディング
が出来ました。とにかくスペシャルなメンバーで構成されているグループなので、やっていても色々な発見があってわくわくします。どうかYT&METAFIVEの世界の一端を作品と共に味わっていただけたら幸いです。
(高橋幸宏)
(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会