エルヴィス・プレスリー「Heartbreak Hotel」の未発表テイクが試聴可

今年はキング・オブ・ロックンロール＝エルヴィス・プレスリーが1954年にサン・レコードから「ザッツ・オールライト」でデビューして60年という記念すべき年。そして明日7月5日は、そのデビュー前の19歳のエルヴィスがメンフィスのサンレコードスタジオで「ザッツ・オールライト」をレコーディングした日。来月16日（土）には37回目の命日がやってくる。

その命日が迫る8月5日に、エルヴィスのラスヴェガス・インターナショナル・ホテル（当時）での1970年8月のコンサートを収めたボックス・セット『エルヴィス・オン・ステージ ー デラックス・エディション(That’s The Way It Is (Deluxe Edition)』が発売される（輸入盤）。本作品は1970年8月のラスヴェガス・インターナショナル・ホテルでのコンサートとその舞台裏を収録したドキュメンタリー映画『エルヴィス・オン・ステージ』、そしてアルバム『エルヴィス・オン・ステージ(That’s The Way It Is)』を史上初めて組み合わせた商品であり、さらに未発表音源を含むライヴ音源やリハーサル音源も同梱され、8CD+2DVDの10枚組の豪華パッケージとなる。映画『エルヴィス・オン・ステージ』は日本では1971年に公開され、日本での週間観客動員数は『ある愛の詩』に次ぐ2位の大ヒットとなった映像作品。同コンセプトで制作・発売されたアルバム『エルヴィス・オン・ステージ』も、日本ではオリコンLPチャートで16週連続1位を記録した大ヒット作品。

今回発売される『エルヴィス・オン・ステージ ー デラックス・エディション』のDisc1は、オリジナル・アルバムにシングル・モノラル・ヴァージョン・別テイクなど9曲のレアトラックを加えた内容となっている。Disc2〜7には、8月11日から13日までの6回分のライヴ音源を各Discにオープニングからエンディングまで完全収録。全てレア音源であるが、中でもDisc3と5は未発表音源を多数含むコンサート全貌が初めてのリリースとなる非常に貴重な音源であり、ファンが長年待望していたもの。Disc8もレアなリハーサル音源。これらのライヴ音源はマルチ・マスター・テープからのミックスが行われており、ライヴの臨場感が体感できる。また、全てのCDには丁寧なリマスター処理が行われており既存のリリースを聞いたことのある人にも新たな感動をもたらすことができる。また、ワーナー・ホーム・ビデオとのコラボレーションによって映画『エルヴィス・オン・ステージ』のオリジナル劇場版DVDに加えて、再編集された2000年版『エルヴィス・オン・ステージ〜スペシャル・エディション』のDVDも同梱されている。さらに、80ページに及ぶLPサイズ・ブックレットにはレア写真、グッズ、レコーディング・データ等が掲載されている。

同時に、デラックス・エディションのDisc1とDisc5を収めた2CD Versionの『エルヴィス・オン・ステージVol.1〜レガシー・エディション(That’s The Way It Is (Legacy Edition)』も国内外で発売される。