
The Kinks / Lola versus Powerman and the Moneygoround, Part One
ザ・キンクス(The Kinks)の50周年を記念した新たなリイシュー・キャンペーン、ソニー・ミュージックからデラックス仕様で復刻されるアルバム群(1964年〜1970年)の第1弾である1970年作『Lola versus Powerman and the Moneygoround, Part One(邦題:ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回)』が日本でも発売に。国内盤は9月24日(海外:8月18日)
以下はプレスリリース
英国音楽の宝ザ・キンクス、デビュー50周年記念!
1964-1970年カタログ、ソニー・ミュージックより復刻リリース
第一弾は1970年の名盤『ローラ対パワーマン』レガシー・エディション!
完全未発表音源13曲を収録!
英国を代表する歴史上最も偉大なロック・バンドの一つであり、栄光の1960年代にザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・フーと並んで「英国4大ロック・バンド」と称されたザ・キンクスが、今年デビュー50周年を迎える。そんな節目の年に、ソニー・ミュージックは1964-1970年の名盤カタログの権利を取得し、様々な復刻商品を発売し、ザ・キンクス再評価キャンペーンが大々的に実施することを発表。
ザ・キンクスは1964年にデビューし、初の全英No.1獲得曲「ユー・リアリー・ガット・ミー」をはじめ、「ウェイティング・フォー・ユー」、「サニー・アフタヌーン」といったNo.1シングルや、「オール・オブ・ザ・ナイト」、「キザな奴」、「危険な街角」などの名曲、そして「ウェル・リスペクテッド・マン」、「デイズ」、「ウォータールー・サンセット」などロンドンの街角やそこで暮らす普通の人々の姿を英国独特のひねりのきいたブラック・ユーモアで紡いだ作品群を発表し、その後の多くの英国のバンドに多大な影響を与え、最も「英国的」な薫りを感じるバンドとしてリスペクトされ続けている。6月21日に70歳の誕生日を迎えたレイ・デイヴィスは、英国最高のソングライターの一人であり、1990年には結成メンバーのレイ・デイヴィス、デイヴ・デイヴィス、ピート・クウェイフ、ミック・エイヴォリーの4人が、ロックンロールの殿堂入りを果たしている。
そんな彼らの復刻シリーズ第1弾は『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦(Lola Versus Powerman and the Moneygoround, Part One)』のレガシー・エディション。1970年に発表されたオリジナル・アルバムは、彼らお得意の「コンセプト・アルバム」として人気と影響力を博した名盤で、ライヴでは必ず大合唱になる定番曲・代表曲「ローラ」を収録している。レガシー・エディションは英国では8月18日、日本は9月24日発売予定。モノラルとステレオのミックス、未発表音源、別ヴァージョンなど合わせて17曲ものボーナストラック(うち13曲は完全未発表)を収録した2枚組。キンクスのアーカイヴ担当者アンドリュー・サンドヴァルがすべてオリジナル・テープからリマスタリングを手掛けた、2014最新リマスター音源でのリリースとなる。ブックレットは当時のレアな未発表写真が満載となるほか、名盤を紐解くピーター・ドゲットの書き下ろし長編ライナーノーツが収録される。ディスク2には1971年『パーシー』(1971年に公開されたイギリスのコメディ映画『パーシー』のサウンドトラックとして制作)が素晴らしいボーナス・コンテンツを追加して収録される。
『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦』は音楽出版社、労働組合、マスコミ、会計士、ビジネス・マネージャー、そしてツアーなど、音楽業界の様々な面を風刺的にとらえたレイ・デイヴィスの自伝的な作品。ロック、フォーク、イギリスの伝統的なミュージック・ホールのサウンドを盛り込んだ、バンドを象徴する「英国の薫り」満載な内容だ。デヴィッド・ボウイからポール・ウェラーやデーモン・アルバーンを経てマムフォード・アンド・サンズに至るまで、ザ・キンクスが影響を与えた多くのミュージシャンにとって試金石となった。本作からの3曲を使用した映画『ダージリン急行 (The Darjeeling Limited)』の監督、ウェス・アンダーソンらにも影響を与えている。批評的にも商業的にも成功作となり、アメリカではトップ40入りを果たすとともに、ヒット・シングルが2つ生まれており、 「ローラ」は全米・全英チャートでトップ10入りし、「エイプマン」は全英チャートで最高5位を記録。NME誌は「レイ・デイヴィスはロック界有数の素晴らしいソングライター」と讃え、“ブリティッシュ”に拘ったスタイルとオリジナリティを絶賛し、メロディ・メーカー紙は「レイ・デイヴィスがポップ・ミュージックに対して噛み付いた」と称した。
『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦』のレガシー・エディションは、最大級の影響力を持つイギリスのバンドの一つに敬意を表する大規模な再評価キャンペーンへのプレリュードであり、今後もソニー・ミュージックから彼らの名盤が最高の形で復刻リリースされていく。
●『The Kinks“Lola Versus Powerman and the Moneygoround Part One” Legacy Edition』
英国8月18日発売、日本9月24日発売予定
全曲2014年最新リマスター
[ディスク1]
1. 競争者
2. 見知らぬ人
3. デンマーク・ストリート
4. ゲット・バック・イン・ザ・ライン
5. ローラ
6. トップ・オブ・ザ・ポップス
7. マネーゴーラウンド
8. ディス・タイム・トゥモロウ
9. 家路はるかに
10. ラッツ
11. エイプマン
12. パワーマン
13. 自由に向かって
*ボーナス・トラック
14. エニイタイム
15. 競争者(デモ)
16. ザ・グッド・ライフ
17. ローラ(別ヴァージョン)
18. ディス・タイム・トゥモロウ(インスト)
19. エイプマン(別ヴァージョン)
20. 自由に向かって(別ヴァージョン)
1-13曲目:1970年発表
14-20曲目:未発表曲
[ディスク2『パーシー』 “PERCY”]
1. ゴッズ・チルドレン
2. ローラ[インストゥルメンタル]
3. ザ・ウェイ・ラヴ・ユースト・トゥ・ビー
4. コンプリートリー
5. ランニング・ラウンド・タウン
6. モーメンツ
7. アニマルズ・イン・ザ・ズー
8. ジャスト・フレンズ
9. ホイップ・レディ
10. ドリームス
11. ヘルガ
12. ウィレスデン・グリーン
13. ゴッズ・チルドレン [エンド]
*ボーナス・トラック
14. ドリームス(リミックス)
15. ローラ(モノ・シングル)
16. エイプマン(モノ・シングル)
17. ラッツ(モノ・シングル)
18. パワーマン(モノ)
19. マネーゴーラウンド(モノ別ヴァージョン)
20. エイプマン(モノ別ヴァージョン)
21. ゴッズ・チルドレン(モノ・フィルム・ミックス)
22. ザ・ウェイ・ラヴ・ユースト・トゥ・ビー(モノ・フィルム・ミックス)
23. ゴッズ・チルドレン [エンド](モノ・フィルム・ミックス)
1-13曲目:1971年発表
15-17曲目:1970年発表
22曲目:1998発表
14、18-21、23曲目 未発表曲